映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック
その他情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

長澤まさみ、三谷幸喜監督から「この人のために映画を作りたい」と言われ恐縮【「スオミの話をしよう」完成報告会見】

2024年8月29日 16:26

リンクをコピーしました。
会場は劇中に登場する邸宅をイメージ
会場は劇中に登場する邸宅をイメージ

三谷幸喜が「記憶にございません!」以来5年ぶりに、脚本・監督を手がけた9本目の長編映画「スオミの話をしよう」の完成報告会見が8月29日、都内で行われ、三谷監督をはじめ、主演の長澤まさみ、共演する西島秀俊松坂桃李瀬戸康史遠藤憲一小林隆坂東彌十郎戸塚純貴宮澤エマが出席。劇中に登場する邸宅をイメージした会場で、作品の見どころや撮影中のエピソードを語った。

行方不明になった新妻・スオミ(長澤)をめぐって、スオミを知る5人の男たち(西島、松坂、遠藤、小林、彌十郎)が、彼女について語り出すミステリーコメディ。誰が一番スオミを愛していたのか、誰が一番スオミに愛されていたのか。しかし、彼らが語るスオミの姿は、それぞれがまったく異なる女性だった――。

画像2

三谷監督は「セリフ劇やワンシーンでの長回し、カーテンコールもあって、すごく演劇的な映画を作ろうと思った。その一環で舞台と同じように1カ月ほどお稽古も積んでいる」と本作の舞台裏を振り返り、「それにちゃんと応えられる、日本を代表する優れた俳優さんに集まってもらった。僕の中では、演劇的な映画を作ったつもりですが、結果的に、いままでの作品の中で最も映画っぽい映画になりました」と手応えを示した。

画像3

本作の着想にインスピレーションを与えたのは、三谷が脚本を手がけた「鎌倉殿の13人」で語りを務めた長澤の存在だったといい、「10年くらい前に舞台(「紫式部ダイアリー」)でご一緒し、彼女とは映画をやっていないし、力のある女優さんだなと思っていたので、この人のために映画を作りたいなと。それが出発点だった」と絶大な信頼を寄せる。

画像4

当の長澤は「恐れ多いです」と恐縮しつつ、「10年前、ご一緒したときは、もっとお仕事したいなと物足りなさを感じていたので、今回出演できてうれしいです」と喜びの声。5つの視点で捉える“それぞれ”のスオミを演じ「共演する皆さんが、独特な魅力をお持ちなので、皆さんと向き合うことで、違ったスオミの本質が作られた」と振り返ると、三谷監督は「難しかったと思いますね。5役ではなく、あくまでたったひとりの女性。それでいて、多面的なキャラクターを演じ分けるので」と、長澤の挑戦を称えた。

画像5

西島は4人目の男、神経質すぎる警察官の草野圭吾を演じ「非常に神経質で細かい人間だからこそ、事件解決の糸口を見つけられるという、ちょっと変わったキャラクター。本当に楽しかったですね。終始笑ってばかりで」と述懐。「いま、映画館に行くと、若い人には若い人の映画。年配の方には年配の方の映画という感じで、はっきり分かれていることが多いが、この映画は本当に幅広く楽しんでもらえる」とアピールした。

画像6

2人目の男で見栄っ張りのYouTuber・十勝左衛門を演じた松坂は、「自信がスーツをまとったような男で、他人に対してもマウントをとりがち。あまり演じたことのない役で、すごく楽しかった。その空気がちゃんとスクリーンに伝わっている」と“自信”のコメント。

西島、松坂はともに三谷組に初参加し、ミュージカルシーンにも挑戦。「そもそも、僕は聞いていなかったんですけど(笑)、皆さん、よくやっていましたよね。みんな同じところで間違えたり」(西島)、「そう、僕もミュージカルがあるなんて聞いてなくて(笑)。でも、我々頑張りましたよね」(松坂)と、労をねぎらい合った。

画像7

一方、三谷監督は「僕もやるつもりじゃなかったんですけど(笑)、この人たちと踊ってみたいなと思って。多幸感があって、すごく素敵に仕上がって、あそこだけ印象に残っていると言われると、悔しいんですけど」とミュージカルシーンへの思い入れは格別。西島、松坂を起用した理由については、それぞれ「西島さんの笑顔はすごい武器。あの笑顔が一番効果的に出ているシーンがある」「30代の俳優さんは、ストレートに気持ちをぶつけがちだが、松坂さんは何か裏で企んでいるような匂いがして」と説明していた。

スオミの話をしよう」は、9月13日から全国で公開。

フォトギャラリー

三谷幸喜 の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

シネマ映画.comで今すぐ見る

ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い

ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い NEW

「トランスフォーマー」シリーズで人気のジョシュ・デュアメルが主演するサスペンスアクション。消防士のジェレミーは、冷酷非情なギャングのボス、ヘイガンがかかわる殺人事件現場を目撃してしまい、命を狙われる。警察に保護されたジェレミーは、証人保護プログラムにより名前と住む場所を変えて身を隠すが、それでもヘイガンは執ようにジェレミーを追ってくる。やがて恋人や友人にまで危険が及んだことで、ジェレミーは逃げ隠れるのをやめ、大切な人たちを守るため一転して追う者へと変ぼうしていく。ジェレミーを守る刑事セラ役でブルース・ウィリスが共演。

猫と私と、もう1人のネコ

猫と私と、もう1人のネコ NEW

家事や家族の世話に追われて子どもらしい時間を奪われてしまう「ヤングケアラー」の問題をメインテーマに、主人公の女子高生が母親の介護や進学について悩みながらも、家族や学校以外の社会とかかわることで、次第に自分らしさを取り戻していく姿を描いたドラマ。 高校で美術部に所属する清瀬櫻は、東京の美大に進学することを希望していたが、娘が家から出ていくなんて思ってもいない母の環は取り合ってくれない。久しぶりに単身赴任から帰ってきた父の紘一は娘の意思に理解を示すが、そのことで環と言い争いになり、家を追い出されてしまう。ぎこちない母子だけの生活が始まった矢先、櫻のもとに環が職場で倒れたという連絡が入る。誰にも言えない気持ちを匿名でSNSに書き込み、偶然出会った野良猫に癒やしを求める櫻だったが、次第に追い詰められていく。 全編が福岡県内で撮影され、主人公の櫻役は東京と福岡で行われたオーディションで選ばれた吉名莉瑠が務めた。母の環役を歌手の一青窈が演じ、主題歌も担当。父・紘一役は津田寛治が務めた。NHK大河ドラマなどの助監督なども務めてきた祝大輔監督がメガホンをとり、監督自身が経験した保護猫活動の実態なども織り交ぜられている。

パンダザウルス

パンダザウルス NEW

動物園を経営するノーマンとマカリスターは、カリブ海にハネムーンで訪れた。ボートで海へ出たが沖へ流され、台風で船は沈没してしまい二人はある島へ打ち上げられた。そこでガチョウの卵のようなモノを見つけた。運よく救助された二人は卵を持ち帰るが、その卵から見たことのない“怪物”が生まれた。手に負えなくなった夫婦は経営する動物園に「パンダザウルス」として展示することに。しかし檻を破っていなくなってしまう。パンダザウルスの存在は次第に知れ渡り、大騒ぎに!精神科医は“怪物”の存在を否定しているが…果たして「パンダザウルス」とはいったい何なのか!?

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

殺人鬼の存在証明

殺人鬼の存在証明 NEW

旧ソビエト連邦史上最悪の連続殺人鬼を追う刑事の戦いを、実在の連続殺人犯たちをモデルに描いたサイコスリラー。 1991年、何者かに襲われて怪我を負った女性が森の近くで保護された。女性の証言によると、彼女に怪我を負わせた犯人の手口は3年前に捕まったはずの連続殺人犯のものと酷似しており、3年前の犯人は誤認逮捕だったことが判明。本当の連続殺人犯は10年以上にわたって残忍な犯行を繰り返し、36人を殺害していた。捜査責任者イッサは新たな容疑者アンドレイ・ワリタを追い詰め、尋問をする中で彼こそが真犯人だと確信していく。やがて、ワリタの口から驚くべき真実が明かされる。 本作が長編デビューとなるラド・クバタニアが監督・脚本を手がけ、1978年から90年にかけて50人以上を殺害した容疑で逮捕されたアンドレイ・チカチーロをはじめとする数々の連続殺人犯をモデルに、刑事や精神科医、犯罪学者にインタビューをしながら犯人の人物像を組み立てた。刑事イッサ役に「葡萄畑に帰ろう」のニカ・タバゼ。

母とわたしの3日間

母とわたしの3日間 NEW

休暇をもらって天国から降りてきた亡き母と、母が残したレシピで定食屋を営む娘が過ごす3日間を描いたファンタジーストーリー。 亡くなって3年目になる日、ポクチャは天国から3日間の休暇を与えられ、ルール案内を担当する新人ガイドととも幽霊として地上に降りてくる。娘のチンジュはアメリカの大学で教授を務めており、そのことを母として誇らしく思っていたポクチャだったが、チンジュは教授を辞めて故郷の家に戻り、定食屋を営んでいた。それを知った母の戸惑いには気づかず、チンジュは親友のミジンとともに、ポクチャの残したレシピを再現していく。その懐かしい味とともに、チンジュの中で次第に母との思い出がよみがえっていく。 母ポクチャ役は韓国で「国民の母」とも呼ばれ親しまれるベテラン俳優のキム・ヘスク、娘チンジュ役はドラマ「海街チャチャチャ」「オーマイビーナス」などで人気のシン・ミナ。「7番房の奇跡」「ハナ 奇跡の46日間」などで知られるユ・ヨンアによる脚本で、「僕の特別な兄弟」のユク・サンヒョ監督がメガホンをとった。劇中に登場する家庭料理の数々も見どころ。

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る

シネマ映画.comで今すぐ見る

他配信中作品を見る