赤楚衛二×上白石萌歌 HYの名曲がモチーフの映画「366日」25年1月10日公開 沖縄と東京を舞台に20年に渡る純愛を紡ぐ
2024年8月22日 07:00
俳優の赤楚衛二が、沖縄出身のバンド「HY」の名曲をモチーフにした映画「366日」に主演することがわかった。ヒロインは上白石萌歌が務める。公開は2025年1月10日に決定し、ティザービジュアルと特報が披露された。
2008年に発表された「HY」の「366日」は、叶わぬ恋を歌った失恋ソングとして世代を超えて愛され続けている楽曲。24年4月期には同曲に着想を得たフジテレビドラマ「366日」が放送されたが、映画とは関連がなく、本作では沖縄と東京を舞台に、20年の時を超えた映画オリジナルの純愛ラブストーリーを紡ぐ。モチーフとなった楽曲「366日」は主題歌ではないが、劇中で使用される。
2003年、沖縄に住む高校生・湊(赤楚)は、同じ高校の後輩・美海(上白石)と出会う。同じ音楽が好きな2人は自然と惹かれ合い、付き合うことに。母を病気で亡くし、音楽を作るという夢を諦めかけていた湊だが、「いつか湊先輩が作った曲、聴きたいです」という美海の言葉に背中を押され、東京の大学へ進学。2年後、美海も上京し湊と再会し、東京での2人の幸せな日々が始まる。音楽会社に就職が決まった湊と、通訳という自分の夢に向かって頑張る美海。「こんな幸せが、365日ずっと続きますように」、そう願っていた2人。しかしある日、湊は突然別れを告げ、美海のもとを去ってしまう。
主人公・真喜屋湊(まきや・みなと)を演じる赤楚は、今年、ドラマ「Re:リベンジ 欲望の果てに」(フジテレビ)で主演を務め、映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(公開中)のほか、「六人の嘘つきな大学生」(11月22日公開)も公開が控えている。本作は「チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」以来、3年ぶりの劇場映画単独主演作となる。
赤楚は「『366日』は僕が学生時代に聴いており、僕の学生生活に彩りを与えてくれた曲のひとつ」と語り、「誰かを想うが故に傷付いたり、傷付けてしまう切なさや優しさを感じる物語で惹き込まれました」と脚本を読んだ印象を明かしている。
ヒロイン・玉城美海(たましろ・みう)役の上白石は、赤楚とはドラマ「ペンディングトレイン 8時23分、明日 君と」(23・TBS)以来、2年ぶり2度目の共演。劇中では赤楚とともに高校時代から30代までを演じており、「20年という歳月を役のなかで重ねることができたのも新鮮で、ひとりの人物の人生を通してさまざまな感情と向き合えた時間は宝物です」とコメントを寄せた。
メガホンをとったのは、「ただ、君を愛してる」「四月は君の嘘」「なのに、千輝くんが甘すぎる」などを手掛けたラブストーリーの名手・新城毅彦監督。20年に渡る湊と美海の物語を繊細に描き出す。
9月に結成25周年を迎える「HY」のメンバーのコメントも披露され、「366日」を作詞作曲した仲宗根は、「16年前の曲だし、この曲の聞かれ方もどんどん変化していっている実感もあって。その変化も映画スタッフと共有して、新たなストーリーが生まれました。映画を見た皆さんがどんな気持ちになって何を思うのかもとても楽しみです」と心境を語った。
特報では、湊が美海からのメッセージをMDで聴くところから、20年前の2人の出会いに遡っていく。互いに惹かれ合い、幸せな日々を送る2人だったが、一転、美海が涙するシーンが映し出される。再び現代に戻ったラストでは、美海からのメッセージを聴き終わった湊の目にも涙が光り、2人のラブストーリーに期待が高まる。
赤楚、上白石、新城監督、「HY」メンバーのコメント全文は以下の通り。
楽しみにしていてください、よろしくお願いします。
16年前に生まれた歌ですが、この歌には人が必要とする大事な確かな物があるから、今日のこの日が明日に繋がるんだと思います。誰かを好きになると、心がこんなにも嬉しくなったり、幸せになったり、悲しくなったりする。不思議なくらい。それが366日の映画となって、皆様にまた届ける事が出来て本当に嬉しいです。
一方、16年前の曲だし、この曲の聞かれ方もどんどん変化していっている実感もあって。
その変化も映画スタッフと共有して、新たなストーリーが生まれました。
映画を見た皆さんがどんな気持ちになって何を思うのかもとても楽しみです。私も、映画が上映されたら家族で観に行きたいと思います!
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