「デッドプール&ウルヴァリン」V3! ブレイク・ライブリー主演作がヒットスタート【全米映画ランキング】
2024年8月14日 16:00
8月第2週の北米映画市場は、マーベル・スタジオの「デッドプール&ウルヴァリン」(ディズニー)のヒットで、先週に引き続き活況を呈しました。市場全体の興行収入は、2024年で4番目に良い数字となりました。
ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンが共演した「デッドプール&ウルヴァリン」は、首位をキープ。上映館数を増やし、週末3日間で興収5400万ドルを記録しました。製作費の倍以上となる、累計興収4億9400万ドルを突破しました。
2位には、ブレイク・ライブリー主演のロマンティックドラマ「It Ends with Us(原題)」(ソニー)が初登場しました。本作は、米小説家コリーン・フーバーの半自伝的なベストセラー恋愛小説「イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる」を映画化するもの。父親の死をきっかけにボストンに移り住んだ、複雑な過去を持つリリー(ライブリー)は、運命の相手と思える脳神経外科医のライル(ジャスティン・バルドーニ)と出会い、結婚。しかし、ある悲しい出来事をきっかけに過去のトラウマがよみがえり、また初恋の人アトラス(ブランドン・スクレナー)が再び現れ、リリーは生き方を模索します。
監督は、ジャスティン・バルドーニ(「クラウズ 雲の彼方へ」)。週末3日間で、製作費の倍以上となるオープニング興収5000万ドルをあげました。劇場平均興収では「デッドプール&ウルヴァリン」を上回る、大ヒットスタートを切っています。
ケイト・ブランシェット主演で、2009年に発売された人気ゲームを映画化するアクションSF「Borderlands(原題)」(ライオンズゲート)は、4位デビュー。ブランシェットは、アトラス(エドガー・ラミレス)に雇われ、傭兵ローランド(ケビン・ハート)の元から娘を取り戻そうとする、賞金稼ぎのリリス役を務めています。ジェイミー・リー・カーティスが、リリスの母親役で共演。イーライ・ロス監督(「ホステル」シリーズ)がメガホンをとり、製作費1億ドルに対し、週末3日間で興収880万ドルを記録しました。
タイムループを描くホラーSF「Cuckoo(原題)」(Neon Rated)は、7位にランクイン。ハンター・シェイファー(「ハンガー・ゲーム0」)が、ドイツ・アルプスのリゾート地に家族で引っ越したことを機に、奇妙なタイムループゲームに巻き込まれる17歳の少女を演じています。第74回ベルリン国際映画祭でプレミア上映され、製作費700万ドルに対し、週末3日間で興収300万ドルをあげました。
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