もがき続ける八虎たちの情熱映す 映画「ブルーピリオド」ファイナルトレーラー&津田健次郎の応援コメント公開
2024年8月8日 12:00

まわりの空気を読みながら勉強も遊びも要領よくこなし空虚な学校生活を送っていた矢口八虎(眞栄田郷敦)が、ある一枚の絵と出会い、美術の世界に没頭し東京藝術大学を目指して奮闘していく物語。
このほど公開されたファイナルトレーラーでは、生きている実感が持てずにいた八虎が一枚の絵を描いたことで“自分”と向き合い葛藤する姿が映し出される。美術部に入部した八虎は、藝大受験に挑むと決めたものの、目の前に現れたライバル達と比べて「俺はやっぱりただの人なんだな」と天才にはなれないと落ちこむ。それでも「天才と見分けがつかなくなるぐらいまでやるしかない」と自分の中に眠っていた情熱で自らを奮い立たせる。
更に、そんな八虎を取り囲む個性的なキャラクターたちもそれぞれの葛藤に立ち向かう。八虎の同級生・ユカちゃん(高橋文哉)は「美しくありたいことが、何が普通じゃないの?」と、アイデンティティを模索する中で様々な思いを抱えて葛藤する。八虎の最大のライバルである世田介(板垣李光人)は、要領が良くて何でも出来そうな八虎に「お前なんて器用で人に合わせるのが上手いだけ、努力と戦略だけだろ」と壁を作るような言葉を放つが、世田介も一人もがき続ける。
そして、葛藤する八虎の背中をそっと押してくれるのは美術部の人々だ。美術部の先輩・森まる(桜田ひより)の「あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎも青くていいんだよ」という言葉に、周りの評価ばかり気にしていた八虎は心動かされていく。そして、藝大受験に迷う八虎に美術部の顧問・佐伯先生(薬師丸ひろ子)は「好きなことに人生の一番大きなウエイトを置く。これって普通のことじゃないでしょうか」と見失っていた大事なことを教えてくれる。
そんな本作に向けて、数々の大ヒットアニメ作品で声優を務め、俳優としても目覚ましい活躍をする津田健次郎から「透明だった風景が青く輝き出す。同時に背負う問い。我とは?世界とは?気付いてしまった者たちよ、他の生き方は出来なかった者たちよ、もがけ、そして絵筆で世界を切り拓け。アート×青春の熱い物語」との熱い応援コメントも寄せられた。
「ブルーピリオド」は8月9日から全国公開。
(C)山口つばさ/講談社 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会
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