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“テレビ史上最恐”の放送事故 「愉快なトークショー版エクソシスト」と称された注目ホラー、10月4日から公開

2024年8月6日 08:00

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トーク番組の司会者が、視聴率獲得のため、“悪魔の生出演”を目論む
トーク番組の司会者が、視聴率獲得のため、“悪魔の生出演”を目論む
(C)2023 FUTURE PICTURES & SPOOKY PICTURES ALL RIGHTS RESERVED

ハロウィンの夜に起こった“史上最恐”の放送事故を描き、海外メディアから「愉快なトークショー版エクソシスト」(DIGITAL TRENDS)と称されたホラー「Late Night With The Devil(原題)」が、「悪魔と夜ふかし」の邦題で、10月4日から公開されることが決定。あわせて予告編、ポスター、場面写真が一挙お披露目された。

本作は、テレビ番組の生放送中に起きた怪異を“ファウンド・フッテージ”スタイルで描いた物語。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」の批評家スコア97%(※8月5日時点)を記録し、2024年に作家デビュー50周年を迎えたホラー界の巨匠スティーブン・キングが「実に見事! 目が離せなかった!!」と絶賛するなど、話題となった。

1977年10月31日、視聴率調査週間にあたるこの日、放送局UBCの深夜トークバラエティ番組「ナイト・オウルズ」では、司会者ジャックが、生放送のオカルトライブショーで、人気低迷を挽回しようとしていた。霊聴、ポルターガイスト、悪魔祓い……怪しげな超常現象が次々とスタジオで披露されるなか、目玉企画としてルポルタージュ「悪魔との対話」著者のジューン博士と、本のモデルとなった、悪魔が憑くという少女リリーが登場。視聴率獲得に必死になるジャックは、“悪魔”を生出演させようと目論む。

画像2(C)2023 FUTURE PICTURES & SPOOKY PICTURES ALL RIGHTS RESERVED

予告編には、生放送のオープニング、霊能力者と観客とのやりとり、それをニセモノだと声高に指摘する元魔術師など、オカルトライブらしい、ものものしくもエンタメ感溢れるシーンが切り取られている。

そして、メインゲストであるジューン博士と少女リリーが登場。一見かわいらしいリリーは、ジューン博士の手を借り、テレビ史上初の“悪魔の生出演”を実現させるという。ジャックや観客が見守るなか、恐ろしい形相に変ぼうし、まるで悪魔のように声も低くなったリリーの姿に、スタジオは騒然。悪魔が憑依した少女による超常現象が次々と起こり、悪魔が「久しぶりだな、ジャック」と声を発する衝撃のシーンで、映像は幕を閉じる。ホラー映画好きを公言している、「チェンソーマン」「怪獣8号」のファイルーズあいがナレーションを務め、不気味な声色で映像を彩っている。

ポスターには、司会のジャックが、どこか不気味な観客たちを背に、無表情で前を見つめる姿が大きく写し出されている。不穏、恐怖、不敵、興奮――さまざまな感情が混ざり合う怪しげなライトのなか、見る者を予想もつかないオカルトライブショーに誘う仕上がりだ。場面写真では、ショーを盛り上げるジャックと、そのトークを聞くジューン博士、ジャックを見もせず強い眼差しでカメラを見つめるリリーの姿が確認できる。

メガホンをとったのは、オーストラリアのコリン・ケアンズキャメロン・ケアンズの兄弟監督。「エクソシスト」「キング・オブ・コメディ」など、70~80年代の名作へのオマージュを盛り込みつつ、クールでレトロなビジュアルとリアルな映像演出で、新たな恐怖を創出した。「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」のデビッド・ダストマルチャンが、愛嬌と狂気が同居する複雑なキャラクターであるジャックを怪演し、存在感を示している。

悪魔と夜ふかし」は、10月4日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で順次公開。

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