森田剛主演「劇場版 アナウンサーたちの戦争」予告&ポスター 戦時中、プロパガンダの最前線に立たされたアナウンサーたちの苦悩と葛藤
2024年7月12日 07:00

森田剛が戦時中のアナウンサーを演じ、2023年8月14日にNHK総合テレビのNHKスペシャルで放送された作品を映画化した「劇場版 アナウンサーたちの戦争」の予告編とポスタービジュアルがお披露目。公開日は、8月16日に決定した。
太平洋戦争中、日本軍の戦いを支えた、ラジオ放送による「電波戦」。ナチスのプロパガンダ戦に倣い、“声の力”で国民の戦意高揚・国威発揚を図り、偽情報で敵を混乱させた。その先頭に立ったアナウンサーのなかには、自らが国の扇動に加担しなければならなかった現実に悩み、抗い、苦しみ続ける者もいた。
(C)2023NHK本作では、戦時中における放送と戦争の知られざる関わりを通して、戦後初めて明かされる、電波線の不都合な真実を描き出す。森田剛がアウトローな天才アナウンサー・和田信賢、橋本愛が戦前に入局した女性アナウンサーの草分け的存在・和田実枝子アナ、高良健吾が新進気鋭の館野守男アナを演じた。そのほか、安田顕、大東駿介、浜野謙太、水上恒司、藤原さくら、中島歩、渋川清彦、眞島秀和、古館寛治、小日向文世、遠山俊也らが共演した。
(C)2023NHK
(C)2023NHK予告編では、ラジオを通して、戦意高揚のプロパガンダの先頭に立たされたアナウンサーたちの苦悩と葛藤が映し出されている。希望だったはずの“言葉”は武器となり人々の熱狂を生み、罪深いものになっていき、「我々は夢の機械を、悪魔の拡声器にしてしまった――」というセリフが響く。和田は「私はそれ(ラジオ)を使って、死ねと呼びかけた」「信用のない言葉ほど、惨めなものはない」と呟き、苦悩をにじませる。映像は、和田の学徒出陣実況のシーンで締めくくられる。雨のなかの緊迫したシーンは、見る者の琴線に触れ、本編への期待が高まる。
(C)2023NHK当時の撮影を振り返り、演出の一木正恵は、「何が起こるのか――。異様な緊迫のなか、芝居が始まった。何度もスタッフを圧倒した森田さんの演技は、ここで恐らく振り切れる。故に芝居固めのドライもテストもせず、本番へ。憑依から客観、呟きから慟哭、そして絶叫。人間の闇、狡さ汚さから逃げない森田さんの生き様が、この実況のため肉体を極限まで追い詰めた信賢の魂と交錯。痛ましくて直視出来ない、かつ心臓を鷲掴んで離さない凄まじい引力。私は時空を彷徨って芝居であることを忘れ、戦争の無念さに茫然としていた」と、コメントを寄せている
ポスターは、雨のなかで叫ぶ和田のすさまじい表情を活写。「言葉を信じて 言葉に絶望した。」というコピーが添えられている。
「劇場版 アナウンサーたちの戦争」は、8月16日に全国公開。あわせて、本日7月12日よりムビチケ(税込1600円)が発売開始。特典として、「“アナウンサーたち”スペシャルポストカード」(非売品)が配布される。
(C)2023 NHK
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