デッドプール&ウルヴァリンは最もセクシーで刺激的なバディ!? マーベルの“バディ”は観客を魅了してきた
2024年7月7日 10:00
マーベル・スタジオ作品は、同じ志を持って戦い、共に苦しみを抱えつつ支え合いながら戦うバディが登場してきた。今夏誕生するデッドプールとウルヴァリンの“バディ”を描く「デッドプール&ウルヴァリン」(7月24日世界最速公開)は、予告編で容赦なくぶつかり合うシーンが描かれるなど、かなり刺激的なタッグになりそうな予感がひしひしと伝わってくる。本記事では、観客を魅了してきたマーベルの“バディ”を振り返りつつ、「デッドプール&ウルヴァリン」の魅力も紹介しよう。
前科もちでバツイチという過去を持ちながら、蟻のように小さくなったり巨大化できたりする特殊なスーツを駆使して戦うヒーロー・アントマン(=スコット・ラング)。彼のスーツを開発したハンク・ピムの娘で、同じように小さくなって蜂のように飛べるスーツを駆使してともに戦うパートナー・ワスプ(=ホープ・ヴァン・ダイン)。スコットは別れた娘・キャシーの為、ホープは量子世界に閉じ込められた母・ジャネットを救うためにヒーローとなった“家族思い”のキャラクターだ。
2人は、プライベートでも惹かれ合うパートナーで、そのコンビネーションもぴったり。共に身体を縮小したり、大きくなったりを繰り返しながら、代わる代わる攻撃を繰り出すスタイルは、まさにアントマンとワスプならでは! 愛の力で敵を翻弄する誰にも止められないバディと言えるだろう。
アベンジャーズとして人工の翼を駆使して戦ってきた空飛ぶ戦士ファルコンこと、サム・ウィルソン。そして、かつて洗脳と超人化によって暗殺者ウィンター・ソルジャーとなったが、記憶を取り戻しキャプテン・アメリカ(=スティーブ・ロジャース)と共に戦ってきたバッキー・バーンズ。2人の共通点は、スティーブと親友だったこと――。特別仲が良かったわけではないが、スティーブを失った悲しみを共に抱えていた。
アフリカン・アメリカンとして、平和の象徴であるキャプテン・アメリカの盾を引き継ぐことに躊躇していたファルコンと、暗殺者として過去に犯してしまった多くの罪と向き合おうと苦しむバッキーは、互いに支え合いながら困難へと立ち向かっていく。キャプテン・アメリカの“盾”を互いに投げ合って、本心を語り合った2人の絆は強固そのもの。今後のマーベル作品の中でも特に目の離せないバディだ。
不治の病を治療するために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れたウェイド・ウィルソンことデッドプール。そして、彼がこれまでの作品でも愛のある“イジリ”を送り続けてきた“爪野郎”ことウルヴァリン。劇中でも観客へ語り掛ける等、型破りで、破天荒な“クソ無責任ヒーロー”と、彼と同じように驚異的な治癒能力と不死身の肉体を持つ“キレるとヤバい、最恐アウトロー”がまさかのバディを結成!
勧善懲悪のヒーローとは違い、我が道をゆく2人の生きざまは、そのセクシーな魅力が駄々洩れ。スーツ姿で引き締まった肉体を惜しげもなく見せつける超絶アクションや、空気を吸うように、ブラックジョークや憎まれ口をたたく姿もとにかくセクシー。だが、ひとたび愛するものや仲間に危険が及ぶと……リミッターが外れたように、容赦なく、どこまでも敵に襲い掛かる。そんな2人がともに戦ったら刺激倍増!どんな強烈なバトルを見せてくれるのか、見逃し厳禁な激ヤバなコンビなのだ。
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2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。門脇むぎが主人公となる助監督の吉積めぐみを演じ、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」など若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を務めた。そのほか、山本浩司が演じる足立正生、岡部尚が演じる沖島勲など、若松プロのメンバーである実在の映画人たちが多数登場する。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」「サニー 32」など話題作を送り出している白石和彌。
若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。 熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。 前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。
19世紀イタリアで、カトリック教会が権力の強化のために7歳になる少年エドガルド・モルターラを両親のもとから連れ去り、世界で論争を巻き起こした史実をもとに描いたドラマ。 1858年、ボローニャのユダヤ人街に暮らすモルターラ家に、時の教皇ピウス9世の命を受けた兵士たちが押し入り、何者かにカトリックの洗礼を受けたとされるモルターラ家の7歳になる息子エドガルドを連れ去ってしまう。教会の法に則れば、洗礼を受けたエドガルドをキリスト教徒でない両親が育てることはできないからだ。息子を取り戻そうとする奮闘する両親は、世論や国際的なユダヤ人社会の支えも得るが、教会とローマ教皇は揺らぎつつある権力を強化するために、エドガルドの返還に決して応じようとはせず……。 監督・脚本は、「甘き人生」「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」「シチリアーノ 裏切りの美学」などで知られるイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ。教皇ピウス9世役はベロッキオ監督の「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」にも出演したパオロ・ピエロボン。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
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