ナタリー・ポートマン&ジュリアン・ムーアへの演出の裏側 「メイ・ディセンバー」監督インタビュー映像
2024年7月2日 19:00

「メイ・ディセンバー ゆれる真実」から、メガホンをとったトッド・ヘインズ監督(「キャロル」)のインタビュー映像が披露された。本作で初共演となったナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアへの演出などを語っている。
本作は、全米にかつてない程の衝撃を与えた、90年代に実際に起きた13歳少年と36歳女性のスキャンダル(メイ・ディセンバー事件)の真相を、さまざまな角度から見つめる心理ドラマ。
メイ・ディセンバー事件から23年後に映画化が決まり、主演女優のエリザベス(ポートマン)が役づくりのために、当事者であるグレイシー(ムーア)とジョー(チャールズ・メルトン)を訪ねる所から始まる。
ヘインズ監督は、ポートマンやムーアと話し合い、役の特徴を探りながら理解を深めていったという。
ヘインズ監督とムーアの会話の中で見えてきたのは、事件の当事者・グレイシーの二面性。「非常に強情な一面」と同時に「少女のような好奇心」を持ち合わせた役柄を、ムーアは甘くゆったりとした声で表現した。
また、本作が初のタッグとなったポートマンの演技について、ヘインズ監督は「尋常じゃないほど洞察力にすぐれている」と絶賛。そのうえで、ポートマン演じるエリザベスの役割と、観客を巻き込んでいく重要なポイントを以下のように示唆する。
「女優として外の世界から来て、当事者に話を聞くエリザベスは、観客にとって、最初は真実を追求してくれる存在だ。しかしながら、物語が進むにつれて、エリザベス自身の無知や強情さが垣間見えるようになり、観ている側は、彼女を信じていいのか、不安になってくる」
インタビューではさらに、エリザベスとグレイシーの意外な共通点なども語っている。
「メイ・ディセンバー ゆれる真実」は7月12日から公開。
(C)2023. May December 2022 Investors LLC, ALL Rights Reserved.
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント