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スピルバーグが「アメリカン・フィクション」原作者の小説を映画化 タイカ・ワイティティが監督か

2024年6月26日 16:00

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スティーブン・スピルバーグ(左)、タイカ・ワイティティ(右)
スティーブン・スピルバーグ(左)、タイカ・ワイティティ(右)
Photo by Jon Kopaloff/Getty Images Photo by Kevin Winter/Getty Images

アカデミー賞脚色賞を受賞した映画「アメリカン・フィクション」の原作者パーシバル・エベレットの小説「James(原題)」が、映画化されることがわかった。

米バラエティによれば、ユニバーサル・ピクチャーズが原作の映画化権を獲得しており、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務める。監督候補としてタイカ・ワイティティ(「ジョジョ・ラビット」「ソー ラブ&サンダー」)が現在、交渉を進めているという。

今年3月に刊行されたベストセラー小説「James(原題)」は、有名な「ハックルベリー・フィンの冒険」の物語を黒人奴隷のジムの視点から描いた作品で、ジムの知性や優しさ、活躍に光が当てられている。映画化する新作は、原作者のエベレットが脚本を執筆し、製作総指揮も務める。

エベレットはピュリツァー賞ファイナリストに選ばれた小説「Telephone(原題)」や、ブッカー賞ショートリストに選ばれた小説「The Trees(原題)」など、これまで30作品以上を発表している。2001年の小説「Erasure(原題)」は、作品に「黒人らしさが足りない」と評された黒人の小説家が、半ばやけになって書いた冗談のようなステレオタイプな黒人小説がベストセラーとなり、思いがけず名声を得てしまう姿を通して、出版業界や黒人作家の作品の扱われ方を風刺的に描いたコメディドラマ。「Erasure(原題)」を映画化した「アメリカン・フィクション」(ジェフリー・ライト主演)はコード・ジェファーソンが長編初監督・脚色を手がけ、オスカー脚色賞を受賞した。


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