【アダム・ドライバーのアツい演技論】実際のレース場にてフェラーリで走行! F1界の“帝王”に通じるストイックさを見せる特別映像
2024年6月20日 12:00

F1界の“帝王”と呼ばれた男の情熱と狂気を描く「フェラーリ」から、主演のアダム・ドライバーとマイケル・マン監督が、フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリの情熱と狂気を語る特別映像がお披露目。本編映像やメイキングとともに、実際のレース場にて、フェラーリでの走行に挑戦したドライバーの姿も切り取られている。
元レーサーにしてカーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させたエンツォ。本作は1957年、59歳だったエンツォ(ドライバー)の波乱と激動の1年を描く。愛息ディーノの死、妻ラウラ(ペネロペ・クルス)との崩壊寸前の夫婦関係、その裏で秘かに愛し合っていた女性リナ(シャイリーン・ウッドリー)との二重生活。一方でフェラーリ社は、破産寸前で、買収の危機に陥っていた。私生活と会社経営で窮地に立たされたエンツォは起死回生を賭け、イタリア全土1000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」に挑む。
ドライバーはこれまで、クリント・イーストウッド、スティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、ジム・ジャームッシュ、そしてリドリー・スコットら、そうそうたる顔ぶれの巨匠たちから厚い信頼を寄せられてきた演技派。元海兵隊員という異例のキャリアを持ち、その強靭な精神力で、さまざまなキャラクターを憑依させてきた。本作でも、エンツォの人生を徹底的に調べ上げたという。特別映像のなかでドライバーは、「エンツォの原動力は敗北感や屈辱だ。僕もこの業界にコネが無かったが、演技への情熱や自信を頼りに突き進んでいった。彼の厳しさや野心、目前のことへの没頭感に共感した」と振り返る。自身の挫折とエンツォの挫折との意外な共通点を役づくりに生かすなど、その徹底した姿勢は、本作でも健在だ。

マン監督も撮影を振り返り、「アダムの中にエンツォがいた。アダムはエンツォの心の状態や彼が周囲に抱く感情を再現していたよ」と、その憑依ぶりと役者魂を絶賛。さらに、フェラーリでの走行にも挑戦したドライバーは、「高速で走りながらカーブの頂点を探る。少しのロスが記録に響くんだ。レースでの集中力を知り彼を理解した。ビジネスへの姿勢やレーサーとしての精神をね。1秒でも気を抜けば死に直面すると思った」と、命がけの役づくりを振り返る。さらに、「的外れでも自分の演技を知るために挑戦するのは大切だ。満足のいくシーンの決定権は監督にある。僕はタイミングを逃さず全力を尽くすだけだ」と、まさにエンツォのごときストイックかつアツい演技論を明かした。
「フェラーリ」は、7月5日から東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
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