ルーカスフィルム社長、女優や女性スタッフに対する「スター・ウォーズ」ファンの問題行動に警鐘
2024年6月5日 21:00

「スター・ウォーズ」シリーズを手掛けるルーカスフィルムの社長、キャスリーン・ケネディが、シリーズに出演する女性キャストへのファンの攻撃的な行動について警鐘を鳴らし、業界内外で大きな反響を呼んでいる。
ルーカスフィルムと言えば、ディズニーによる買収以来、積極的に女性やマイノリティのキャラクターを登場させていることで知られている。この取り組みは多様性の推進として評価される一方で、一部の旧来のファンから強い反発を招いているという。特に、女性キャストや女性スタッフがネット上で攻撃のターゲットになることが多く、そうした行動がクリエイティブな環境に悪影響を及ぼしていると訴えている。
「私たちは女性やマイノリティのキャラクターをもっと見せることに非常に注力しています。しかし、これが一部のファンから強い反発を受けていることも事実です」とケネディ社長は語る。「特に女性キャストや女性スタッフがネット上で攻撃を受けることが多く、そのような行動はクリエイティブな環境にとって非常に有害です」と、問題の深刻さを強調した。
「スター・ウォーズ」シリーズは、1977年の第1作公開以来、世界中で絶大な人気を誇るSF映画の金字塔だ。ディズニーがルーカスフィルムを買収した2012年以降は、より幅広い層のファンを取り込もうと、女性やマイノリティのキャラクターを前面に押し出す作品作りを進めてきた。しかし、この方針転換が一部のファンの反発を招き、ネット上での攻撃的な言動につながっているのが現状だ。
ケネディ社長の発言は、こうした「スター・ウォーズ」ファンコミュニティ内の対立を浮き彫りにしただけでなく、映画業界全体におけるダイバーシティの推進と、それに伴う課題についても示唆に富んでいる。多様性を尊重し、誰もが安心して創作活動に携われる環境づくりは、業界を挙げての急務と言えるだろう。
ルーカスフィルムの最新作はディズニープラスの新ドラマ「アコライト」。主演は「マトリックス」のキャリー=アン・モスで、他にはイ・ジョンジェ(「イカゲーム」)、アマンドラ・ステンバーグ(「ハンガーゲーム」)、ヨーナス・スオタモ(「スター・ウォーズ」シリーズ)ら豪華キャストが出演。6月5日からディズニープラスで配信開始となる。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ