「ボルテスV レガシー」10月18日から劇場公開! 日本の観客のためにフィリピン製作陣が用意した“超電磁編集版”
2024年6月4日 10:00
テレビアニメ「超電磁マシーン ボルテスV(ファイブ)」を、熱狂的な支持を受けているフィリピンで実写化した「Voltes V:Legacy(原題)」が、「ボルテスV レガシー」の邦題で、10月18日から劇場公開されることが決定。日本の観客のためにフィリピン製作陣が用意した“超電磁編集版”でのお披露目となり、字幕版に加え、吹替版での公開も決定している。
原作アニメ「超電磁マシーン ボルテスV」は、「超電磁ロボ コン・バトラーV」に続く“長浜ロマンロボ”の第2弾として制作。“ロマン”という言葉がつくように、敵を倒すロボットアニメの爽快感に、監督・長浜忠夫はストーリー性を追加し、敵味方双方の人間ドラマ、普遍的なテーマである“家族”に焦点を当て、現代に繋がる“大人も楽しめるアニメ”の流れを作ったともいえる作品だ。
アニメーション制作に日本サンライズ(現:サンライズ)、キャラクター原案に聖悠紀、メカニック設計にメカマン(中村光毅、大河原邦男ら)、スタジオぬえ、アニメーションキャラクターに佐々門信芳、金山明博、仕上げにシャフト、ディーン(現:スタジオディーン)、各話の演出にとみの喜幸(富野由悠季)、横山裕一朗、寺田和男、山崎和男らと、その後アニメーション業界のトップを走ることになったスタジオ/クリエイターが参加していたことも、この作品のもたらした影響の大きさを物語っている。
日本の放送からすぐに海外での展開も始まり、その中でも特に熱狂的に受け入れられたのがフィリピンだった。親子の離別、主人公をめぐる衝撃的な展開、異母兄弟との対決、圧政への抵抗と革命、そして解放というストーリーや、“角のある者が貴族階級として君臨し、角のない者たちを支配する”という敵・ボアザン星の設定を通じて差別問題に踏み込んだ長浜作品ならではの重厚感が、当時のフィリピンの人々の心情とリンクした。再放送も繰り返され、とある調査ではフィリピンの実に94%の人がアニメを知っており、第2の国歌と呼ばれるまでになった主題歌「ボルテスVの歌」を“日本語で歌える人が多い”など、圧倒的な人気を得ている。そんなフィリピンの人々の熱烈な愛が実写化を決意させ、1本の映画と90話(1話25分前後)にもおよぶテレビシリーズという形で結実した。
“超電磁編集版”では、フィリピン版の映画には含まれないシーンの追加を含む再編集を実施。さらに、オリジナルでも申し分なかったCGシーンのクオリティも、全編に及ぶリマスター作業を敢行して大幅にアップさせ、映像の迫力が増している。
さらに、今回の日本公開をきっかけに“ボルテスV”の展開が加速していく。まずは、フィリピンで放送されたテレビシリーズを、日本のために特別編集したバージョンが、今秋にTOKYO MXにて放送。フィリピンオリジナル版90話の日本展開についても、着々と準備が進められており、今後順次発表される。
東京・秋葉原にある「TAMASHII NATIONS」のフラッグシップショップ「TAMASHII NATIONS STORE TOKYO」にて開催されている「超合金」生誕50周年のアニバーサリーイベント(~7月1日まで)にて「ボルテスV レガシー」の最新試作品を展示中。(詳細はhttps://tamashiiweb.com/store/tokyo/event/detail/202405.html)。
展開は実写版関連に留まらず、原作のアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」のネガスキャンHDリマスターBlu-rayが9月11日に発売。東映ビデオオンラインショップ販売の限定予約版には、これまでなかなか見ることのできなかった設定資料集や復刻版台本が付属(詳細はこちら https://www.toei-video.co.jp/special/voltesv/)。
この他に「ボルテスV レガシー」「超電磁マシーン ボルテスV」の展開を多数予定している。
今回の情報解禁に伴い、公開決定記念スペシャルムービー(https://youtu.be/r9jBbGiaerQ)、戦闘中の場面写真のほか、「ボルテスV レガシー」の監督を務めたマーク・A・レイエスのコメントも到着。詳細は、、以下の通り。
『ボルテスV レガシー』の日本公開決定、おめでとうございます!
「ボルテスV」への私たちの愛と情熱を感じて、楽しんでください!レッツ・ボルトイン!
ある日地球は“ボアザン星”からやってきたプリンス・ザルドス率いる 軍隊からの攻撃を受ける。通常の兵器が全く通じない中、スティーヴ、ビッグ・バート、リトル・ジョンのアームストロング3兄弟とマーク・ゴードン、ジェイミー・ロビンソンの5人は、密かに製造されていた5機のマシンに乗り込み戦いに挑む。
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