八木勇征、鈴木おさむの渾身作に主演 「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」共演は井上祐貴、櫻井海音、椿泰我
2024年5月14日 05:00
八木勇征(「FANTASTICS」)が、鈴木おさむが放送作家業と脚本業の引退前に脚本を手掛けた映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」に主演することがわかった。井上祐貴、櫻井海音、椿泰我(「IMP.」)が共演する。2025年に劇場公開予定。
本作は2019年に初演されて以来、何度も再演されている同名人気朗読劇を映画化するもの。3月31日をもって放送作家業と脚本業から引退した鈴木が、「辞める前にどうしてもこの作品を作りたかった」という熱い思いで原作・脚本を手掛けた。朗読劇ならではの情景や言葉が、鈴木の手によって美しく切なく、そして温かい感動で満たされる新しい青春映画へと生まれ変わる。WOWOWのドラマ「アオハライド」などを手掛けた木村真人監督がメガホンをとった。
舞台は、田舎の小さな村。この村の少年たちは18歳になると、「この村で生まれた男の子は、人生で一度だけ魔法を使うことが出来る。ただし、20歳までの2年の間に使わなければならない」と告げられる。村の大人の男たちが過去にどんなことに魔法を使ったのかは、自分たちが魔法を使うまで知ることは出来ない。4人の男子高校生アキト、ハルヒ、ナツキ、ユキオは「何に魔法を使うか?」を考え始める。
18歳から20歳という誰しもが人生の岐路に立つ時期に、悩み、ぶつかり合いながら、4人の少年たちは大人の男性へと成長していく。村に生きる男たちの秘密も浮き彫りにしていくスリリングな展開、そして魔法の本当の姿が明かされた時、あたたかな感動を呼ぶ。
主演を務めるのは、「FANTASTICS」のボーカルとして活動するとともに、映画化もされた人気シリーズ「美しい彼」で役者として鮮烈な印象を残した八木。23年には映画2本、ドラマ5本に出演。ドラマ「婚活1000本ノック」でもメインキャストを務めて注目を集めた。本作では、幼い頃からピアノが好きで音大を目指すも、父親からの強固な反対に葛藤する主人公・アキトを瑞々しく演じる。
脚本を読んだ八木は、「若者4人が中心となり『人生の中で一度だけ魔法が一つ使える』という大きなトピックで物事が進んでいくのですが、その中でも一人一人それぞれ違った葛藤があり、色々なドラマがあり終盤に進んでいくにつれて僕は読んでいて涙が止まりませんでした」とコメント。そして「同世代で活躍されているキャストの皆さんとご一緒させていただけることがすごく楽しみですし、今までとは違った責任感も生まれて気が引き締まる思いです」と意気込みを語った。
「ウルトラマンタイガ」でドラマ初主演を果たし、映画「明け方の若者たち」やNHK大河ドラマ「どうする家康」などでキャリアを積んだ井上は、生まれつき体が弱く、仲間たちに守られるように成長してきたハルヒを演じる。誰よりも心優しいが、確かな“強さ”も持つキャラクターを儚くあたたかく体現する。
ナツキ役は、実写映画「【推しの子】」にアクア役で主演する櫻井。サッカー選手になるという夢を父親の病気のせいで諦め、仲間たちの言葉を素直に聞くことができない不器用なナツキを、持ち前の繊細さで演じる。
ユキオ役は、23年8月に世界同時配信デビューした男性グループ「IMP.」の椿が担い、天真爛漫なキャラクターでありながら、自身の父親が抱えていた意外な秘密にショックを受ける役どころに挑む。
キャストと制作陣のコメント全文は以下の通り。
楽しみにしていてください!
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