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松本まりか「私女優辞めたほうがいいな、って」と涙の吐露 「湖の女たち」メイキング&クランクアップシーン特別映像

2024年5月11日 16:00

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撮影中の一コマ
撮影中の一コマ
(C)2024 映画「湖の女たち」製作委員会

福士蒼汰松本まりかが初共演し、吉田修一氏による傑作小説を大森立嗣監督のメガホンで映画化する「湖の女たち」。メイキング映像とクランクアップ時の二人を収めた特別映像が公開された。

本作は、介護施設での殺害事件を発端に、刑事と容疑者の衝撃的な関係の行方と、事件に隠された真実が暴かれていく物語。福士は刑事・濱中圭介役、松本は事件が起きた施設の介護士・豊田佳代役を演じている。

湖畔の介護施設で100歳の老人が殺された。事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介とベテランの伊佐美は、施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行なっていく。その陰で、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。一方、事件を追う週刊誌記者・池田は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実。それは、想像を超えた過去の闇を引き摺り出すことになる。

クランクアップ日にサプライズで駆けつけた福士と笑顔でハグをかわし、スタッフへ挨拶をした松本はこれまでの過酷な撮影を振り返り、「初めて『あ、私女優辞めたほうがいいな』って思ったんです」と涙ながらに吐露。しかし、撮影を続けるうちに朝日の中で撮影しているスタッフたちを見て「私ここにいたい。映画の世界にいたいなって22年やってきて初めて心から思いました」と思いを新たにし、本作参加への感謝を伝えた。

松本は手首を縛られたまま水中撮影に挑んだ
松本は手首を縛られたまま水中撮影に挑んだ
(C)2024 映画「湖の女たち」製作委員会

別のシーンでクランクアップを迎えた福士は、挑戦的な作品に対し不安もあったと話すが「大森監督が導いてくれて、自分の役者人生の糧となるような作品になったと思います」と撮影を無事に終えたことに安堵の表情で満面の笑みを見せた。それぞれのクランクアップコメントとともに挿し込まれたメイキング映像では、手首を縛られたまま水中撮影に挑む松本を捉えた様子や、琵琶湖で釣りをするシーンの福士、撮影中に大森監督と真剣に話し合いをする一幕など、時に過酷な、そして濃密な撮影現場の様子が映し出されている。

大森監督によって見たことのない“悪”の面を剥き出しにした福士、そして女優を辞めようと思うほど苦しみながら難役を演じきった松本。ほかにも圭介にパワハラじみた圧力をかける先輩刑事・伊佐美役に浅野忠信、事件を追う若手週刊誌の記者・池田役に福地桃子、事件の容疑者として圭介と伊佐美に苛烈に追い詰められる介護士の松本役に財前直見、事件の発端となる亡くなった老人の妻・松江役に三田佳子と、実力派俳優たちの熱演をぜひ本編で確認してほしい。

湖の女たち」は、5月17日全国公開。

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