石原さとみ「とにかく現場が平和」 緊張&笑顔をとらえた「ミッシング」メイキング写真
2024年5月11日 16:00
本作は、幼女失踪事件を軸に、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿をリアルかつ繊細に描き出した作品。試写などで鑑賞した人々からは「心を掻き乱される」「観る者の心をえぐる」「狂った世界にも夜明けはかならずやってくる」「絶望の闇で小さな優しさが温かい」などと、心に突き刺ささり、涙する人が続出している。
メイキング写真には、石原とそのすぐそばに吉田監督が並んで座っている姿をとらえている。お互いにとって「挑戦だった」という本作。撮影中は、どう演じればいいか分からない状態がずっと続いていたという石原に、吉田監督はテイクごとにそばに行って、時間をかけて丁寧に会話をしていた。撮影が早いとよく言われる吉田組では、滅多にない光景だったという。
中村倫也演じるテレビ局の記者・砂田の仕事場の撮影は、実際のテレビ局を使用して行われ、メイキング写真にはテレビ局内の風景も写っている。吉田監督は、「空白」(21)で描き切れなかったマスコミの今をしっかりと掘り下げたいという思いも本作に盛り込んでおり、ニュースを扱うマスコミの現場の葛藤や緊張感が伝わってくる。
常に世間の目にさらされる夫婦役を演じた石原と青木崇高は、家の中や街でのビラ配りなど、一緒にいるシーンが多かった。事件に対する温度差からぶつかるシーンも続いたが、お互いに、言葉数を重ねるというより、一緒にシーンやそこに向かう気持ちを共有することできて本当に助けられた、と振り返っている。
そのほか、晴れた空の下で、笑顔を浮かべながらスタッフと一緒にモニターを眺める石原と吉田監督の姿も。念願だったという吉田組への参加が叶った石原は、「役柄も設定もお話もツラいけれど、とにかく現場が平和だった。温かいし、優しく、やわらかい空気に包まれている」と撮影現場の雰囲気を明かしていたが、集中力を切らさずに演じられたのは、臨機応変に対応するスタッフたちの支えもあったという。
「ミッシング」は、5月17日から全国公開。
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