36歳女性と13歳少年の不倫騒動“メイ・ディセンバー事件” 当事者たちVS映画化を狙う女優、疑念と憶測が交錯する場面写真
2024年5月9日 17:00

「キャロル」のトッド・ヘインズ最新作で、ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアが共演する「メイ・ディセンバー ゆれる真実」の場面写真が披露された。全米に衝撃を与えた、90年代に実際に起きた13歳少年と36歳女性のスキャンダル(“メイ・ディセンバー事件”)の真相を、様々な角度から見つめる心理ドラマ。
本作は、センセーショナルな脚本で一躍脚光を浴び、第34回インディペンデント・スピリット賞ほか多数の賞レースで脚本賞を受賞、さらに本年度アカデミー賞で脚本賞にもノミネートされた。

物語は、23年前に起きた36歳の女性と13歳の少年の不倫騒動“メイ・ディセンバー事件”の映画化にあたり、女優のエリザベス(ナタリー・ポートマン)が、モデルとなった当事者のグレイシー(ジュリアン・ムーア)とその夫・ジョー(チャールズ・メルトン)のもとを訪ね、役作りのために2人をリサーチすることから動き出す。
場面写真は、仲睦まじく寄り添う現在のグレイシーとジョー、そんな2人を執拗に追うエリザベス、そしてグレイシーになりきるためにさらに深みに入ろうとジョーに近づくエリザベスの姿が切り取られていう。一見すると、どこにでもいるカップルとそれに近づく女性といった構図に見えるが、設定を理解した上で見つめると、それぞれの本心、思惑を思わず推察したくなる。

事件から23年の月日が経ち、夫・ジョーの腕に抱かれる妻・グレイシーは果たして幸せなのか。後悔や後ろめたさといった“隠れた芽”は存在するのか。また、事件当時のグレイシーと同じ36歳になった“元少年”のジョーは、彼女との家族を持ち、今何を思うのか。あの時の判断は、本当に正しかったのか。
少しずつ浮き彫りとなる真実と、それぞれの人物が秘めていた感情を前に、いつしか“演技のための取材”の範疇を超えていくエリザベス。彼女の瞳に当事者の2人はどう映るのか。グレイシーとジョーの中にある“歪み”はやがてエリザベスをも変えていく。
よそ者であるエリザベスの憶測と、当事者であるグレイシーとジョーの本心、そして新たな証言も……。視点の数だけ見え方も変わる、3人の深層心理が交錯する場面写真となっている。
「メイ・ディセンバー ゆれる真実」は、7月12日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
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