シュー・グァンハン&道枝駿佑の前に銀世界が広がる! 「青春18×2」藤井道人監督こだわりの本編シーン公開
2024年5月1日 12:00
藤井道人監督による日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」の本編映像の一部(https://youtu.be/aZiMCTAZ58E)が公開された。台湾の人気俳優シュー・グァンハンが演じる主人公ジミーと、道枝駿佑扮する18歳のバックパッカーの幸次を乗せた電車がトンネルを抜けて大雪原を走るシーンが収められている。
本作は、台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を、「余命10年」「パレード」の藤井監督が映画化したもの。一組の男女が織りなすラブストーリーを、日本と台湾、18年前と現在を行き来しながら紡ぐ。台湾の人気俳優シュー・グァンハンと清原果耶が主演を務めた。
3月14日に世界最速公開された台湾では、公開1カ月で観客動員30万人、興行収入7000万NTDを突破し、2024年に台湾で公開された台湾映画(合作含む)ではナンバーワンを記録。香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、ベトナムでも公開を迎え、ベトナムでは先行上映を含む10日間で30万人以上を動員。今後も韓国、カンボジア、中国大陸など10以上のアジア各国・各地で劇場公開が控えている。
人生につまずいたジミーは、18年前に出会ったアミとの“忘れられない初恋の記憶”と“果たせなかった約束”を胸に、日本での一人旅を決意する。東京から鎌倉、長野、新潟、そしてアミの故郷・福島へと向かう道中で様々な人々と出会い、彼らとの交流をきっかけに止まっていたジミーの時間が少しずつ動き出す。
映像は、長野県長野市と新潟県長岡市を繋ぐJR飯山線で出会ったジミーと幸次の会話から始まる。「一人旅、すごいですね」と話しかけるジミーに対し、幸次は「よく旅って自分探しって言うじゃないですか? でも、自分は自分だし、一回きりの人生思いっきり楽しみたいんすよね、俺は」と屈託のない笑顔で答える。
トンネルの出口に近付くと、幸次はジミーを運転室の真後ろへと誘い、カウントダウンを始める。すると、あたり一面、真っ白に輝く雪景色が広がる。雪が降らない台湾で生まれ育ったジミーは、「ずっと見たかった」という大雪原を前に言葉にならない感動を噛みしめる。そして、18年前にアミと一緒に観た岩井俊二監督の映画「Love Letter」を思い出す。
本シーンは、実際に運行している電車に乗り、数十秒しかない限られた時間で撮影されたもの。台湾でのプレミア上映では、銀世界がスクリーンに映し出された瞬間、感嘆の声が場内に広がった。日本の冬景色を美しく映し取った日本パートには、「ジミーの旅路をリアルに描きたい」という藤井監督のこだわりが詰まっている。
藤井監督は、「僕たちはジミーのように実際に電車に乗って旅をしました。乗り換えで40分待ちなんてざらですし、雪が降ったら電車も止まる。そうした体験を出来たことで、ドキュメンタリースタイルで日本パートを撮影できました。とにかくリアルにこだわったルートになっているので、公開後に“聖地巡礼”を楽しんでください」とコメントを寄せた。
「青春18×2 君へと続く道」は5月3日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。
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