映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック
その他情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

6歳の少女が大好きな乳母に会うため、パリからアフリカへ旅をする 天才少女の演技が光る「クレオの夏休み」7月12日公開

2024年4月24日 10:00

リンクをコピーしました。
第76回カンヌ国際映画祭で、批評家週間のオープニング作品として上映
第76回カンヌ国際映画祭で、批評家週間のオープニング作品として上映
(C)2023 LILIES FILMS

大好きな乳母に会うため、パリからアフリカの島国カーボベルデへと旅をする6歳の少女を描く「Ama Gloria(原題)」が、「クレオの夏休み」を邦題で、7月12日に公開されることが決定した。あわせて、特報、ポスター、場面写真が一挙お披露目された。

本作は、少女とナニーの血のつながりを超えた深い愛の絆を、少女の目線でみずみずしく描く物語。父親とパリで暮らす6歳のクレオは、いつもそばにいてくれるナニーのグロリアが、世界中の誰よりも大好きだった。しかしある日、グロリアは遠く離れた故郷へ帰ることに。突然の別れに戸惑うクレオを、グロリアは自身の子どもたちと住むアフリカの家へ招待する。そして夏休み、クレオは再会できる喜びを胸に、ひとり海を渡り、彼女のもとへ旅立つ。第76回カンヌ国際映画祭では、批評家週間のオープニング作品として上映された。

画像2(C)2023 LILIES FILMS

主人公クレオを演じたのは、撮影当時5歳半だったルイーズ・モーロワ=パンザニ。公園で遊んでいたところを偶然見出された演技未経験者にも関わらず、豊かな感情表現と存在感で、世界中から絶賛を集めた。監督は、前作「Party Girl(原題)」(共同監督)で第67回カンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞し、本作で長編単独監督デビューを果たす新鋭マリー・アマシュケリ。愛に溢れた物語のなかに、移民の女性がナニーとしてフランスの少女を育てるという、現在の欧州にみられる経済格差の構図を潜ませた。幼い頃にナニーの女性に育てられた自身の実体験を、彼女への感謝の気持ちを込めて物語にしようと思い立ったことが、本作の始まりとなった。

画像3(C)2023 LILIES FILMS

製作は、セリーヌ・シアマ監督作品を、デビュー作「水の中のつぼみ」から「燃ゆる女の肖像」まで手がけるLilies Filmsが担当。ほぼ全員女性の主要スタッフが集結した。クレオの揺れる幼い心象風景が、アニメーションを交えた映像でエモーショナルに綴られ、新鮮なひと夏の旅の体験を通して、人生と世界にひとり全力で向き合う少女の成長の一歩を描き出す。

画像4(C)2023 LILIES FILMS

ポスターは、満面の笑みを浮かべるクレオと、彼女を慈しむように見つめ抱きしめるグロリアの親密な姿をとらえた、ふたりの深い愛情が伝わってくる、多幸感に満ちたビジュアル。「大好きな あなたに あいにいく」という、クレオの健気な心に寄り添ったキャッチコピーが添えられた。特報では、グロリアの故郷で夏休みを過ごすクレオが、初めての冒険を父親に報告しようと嬉しそうに手紙を書く、夏の爽やかさに溢れたワンシーンが切り取られている。無邪気で愛くるしいクレオに、思わず笑みがこぼれる仕上がりだ。

画像5(C)unifrance
本作は、3月に開催された横浜フランス映画祭2024に、「Ama Gloria(原題)」として出品。アマシュケリ監督と、主演のモーロワ=パンザニ、プロデューサーのベネディクト・クーブルールが来日した。オープニングイベントでは、ルモーロワ=パンザニが、同映画祭特別アンバサダーを務めた役所広司と並んでフォトセッションにこたえ、話題を呼んだ。上映は満席となり、舞台挨拶やサイン会も盛況で、SNSでも「思わず泣いてしまった」「とにかく愛おしい」「大好きな映画!」などのコメントが寄せられた。

クレオの夏休み」は、7月12日から東京のヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開。

フォトギャラリー

ルイーズ・モーロワ=パンザニ の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

シネマ映画.comで今すぐ見る

aftersun アフターサン

aftersun アフターサン NEW

父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。

HOW TO HAVE SEX

HOW TO HAVE SEX NEW

ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

痴人の愛 リバース

痴人の愛 リバース NEW

奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。

卍 リバース

卍 リバース NEW

文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。

蒲団

蒲団 NEW

文豪・田山花袋が明治40年に発表した代表作で、日本の私小説の出発点とも言われる「蒲団」を原案に描いた人間ドラマ。物語の舞台を明治から現代の令和に、主人公を小説家から脚本家に置き換えて映画化した。 仕事への情熱を失い、妻のまどかとの関係も冷え切っていた脚本家の竹中時雄は、彼の作品のファンで脚本家を目指しているという若い女性・横山芳美に弟子入りを懇願され、彼女と師弟関係を結ぶ。一緒に仕事をするうちに芳美に物書きとしてのセンスを認め、同時に彼女に対して恋愛感情を抱くようになる時雄。芳美とともにいることで自身も納得する文章が書けるようになり、公私ともに充実していくが、芳美の恋人が上京してくるという話を聞き、嫉妬心と焦燥感に駆られる。 監督は「テイクオーバーゾーン」の山嵜晋平、脚本は「戦争と一人の女」「花腐し」などで共同脚本を手がけた中野太。主人公の時雄役を斉藤陽一郎が務め、芳子役は「ベイビーわるきゅーれ」の秋谷百音、まどか役は片岡礼子がそれぞれ演じた。

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る

シネマ映画.comで今すぐ見る

他配信中作品を見る