参加無料!連続上映企画「台湾文化センター 台湾映画上映会2024」開催 日本初上映の話題作、伝説の映画のリマスター版など全7作品
2024年4月22日 12:00
台湾社会や文化への理解を深め、新しい台湾映画を発見し、台湾の魅力を紹介する、全7回の連続上映企画「台湾文化センター 台湾映画上映会2024」が、5月から10月まで台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで開催される。参加は無料(各回事前申込制)。
本上映会では、日本初上映となる6作品、大阪アジアン映画祭で上映され東京プレミアとなる1作品の、計7作品を上映。上映とあわせ、監督や多彩なゲストによるトークイベントも開催される予定だ。キュレーターに映画監督のリム・カーワイ(林家威)を迎え、台湾文化センター、Cinema Drifters、大福が主催する。
台湾文化省による台湾文化コンテンツの産業化の支援等もあり、近年の台湾映像産業は世界的な盛り上がりを見せており、「台湾映画上映会2024」は、台湾アカデミー賞(金馬奨)や海外映画祭を席捲した話題作から、人気スターが出演するエンタメ作品、骨太なドキュメンタリー映画と幅広いラインナップとなっている。また新作映画だけではなく、旧作のデジタルリマスター版も取り入れることで、台湾映画が培ってきた作品の多様性を提示する。
金魚の記憶になぞらえ、3人の男女がパラレルワールドで織りなす愛の物語をスタイリッシュな映像で描いた「金魚の記憶」は、「台北セブンラブ」のチェン・ホンイー監督の最新作。14歳の少年と少女が、寂れた海辺の町を捨てるために大人たちの醜い世界に足を踏み入れてしまう、痛ましい青春を描いた「少年と少女」は台湾アカデミー賞といわれる金馬奨や釜山国際映画祭を席捲した注目作だ。
ジャン・フーホア監督自身が書いた大人気ネット小説を映画化した「ミルクティーを待ちながら」、「赤い糸 輪廻のひみつ」のビビアン・ソンや、香港の人気グループMIRRORのギョン・トウが出演で話題のNYを舞台にした「ニューヨーク協奏曲」は、ファン待望の上映となるだろう。
出稼ぎ労働者のベトナム人青年が、警官が撃った9発の銃弾により死亡した事件を追ったドキュメンタリー映画「9発の銃弾」は、金馬奨ドキュメンタリー映画賞を受賞した注目作。本上映会で唯一のデジタルリマスター版上映となる「逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版」は、世紀末の虚無感を荒々しく実験的なスタイルで捉え、1997年にベルリン国際映画祭に選出されるも公開数日で打ち切りになった“伝説の映画”。台湾では26年ぶりに“再発見”され大きな話題となった。
大阪アジアン映画祭で話題となった、妻の遺体を冷凍庫で保存しようとする夫と、その家族の姿を16㎜フィルムの美しい映像で綴った「春行」が東京プレミア上映される。
さらに、華語圏の文化・社会に対する理解の促進と、言語習得の意欲向上を目的に活動し、華語圏の映画の話題作の上映イベントを開催する「慶應義塾大学日吉電影節」と、上映会・トークセッションを通して、世界諸地域の社会・歴史・文化などの理解を深めることを目的とした、東京外語大学のプロジェクト「東京外国語大学TUFS Cinema」との連携企画も実施される。
各回の申し込みは、Peatix(https://taiwanculture.peatix.com/)で先着順で受け付ける。上映スケジュール、会場は台湾文化センター公式HP(https://jp.taiwan.culture.tw)で告知する。
台湾と日本は互いに助けを必要とするとき、いつも家族や親族のように手を取り合って難関を乗り越えてきた。台湾と日本の友好の絆がこれからも強まり、文化・芸術を含む各分野での交流がさらに活発になることを望む。
台湾映画の魅力とはなにか。
中華圏の映画の中でも他とは違うなにかがあり、日本の文化や流行の影響も強く受けながらも、日本映画ともまったく違うなにかがある。その“なにかが違う”ものこそ、台湾映画の最大の魅力でもあるが、それを具体的に説明するのはなかなか難しい。監督の演出や美学、俳優の芝居、物語の構成のすばらしさというだけでは語れない魅力があるのだ。
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