緒方恵美、俳優としてドラマに初出演 「9ボーダー」第2話でミステリアスな占い師役
2024年4月19日 23:15
声優の緒方恵美が、TBS系連続ドラマ「9ボーダー」(毎週金曜午後10時)の第2話にゲスト出演することがわかった。「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公・碇シンジ役や「幽☆遊☆白書」の蔵馬役、「呪術廻戦」の乙骨憂太役などを演じ、長年にわたって日本のアニメ界を牽引し続ける緒方が、声優になって初となる“俳優”としてドラマ出演を果たす。
本作は、19歳、29歳、39歳と、各年代のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、それぞれの年代特有の悩みにぶつかりながら仕事に恋に立ち向かい、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を描く。
緒方が演じるのは、畑芽育演じる大庭家の三女・八海が相談に訪れる占いの館の占い師・平松琴子(ひらまつ・ことこ)。クールでミステリアス、そして一癖ある占い師・琴子をどのように演じるのか期待がかかる。
出演は、本作のプロデューサー・新井順子が手掛けた「MIU404」で公式キャラクター「ポリまる」の声を務めたことがオファーのきっかけとなった。「大丈夫ですか私で!?」と驚いたそうだが、「良い経験をさせていただき、感謝です」とコメントを寄せた。
「9ボーダー」の第2話は4月26日午後10時放送。緒方のコメント全文は以下の通り。
正直驚きました。大丈夫ですか私で!? と。そして(『逃げるは恥だが役に立つ』の)平匡さんの腕の中に飛び込むみくりのように「やー!」と(笑)。実はここ数年、ドラマのオファーを頂戴することが年に1~2回ほどありました。でもドラマを愛するイチ・オタクだからこそ、「いや、オマエがそれはどうなの…」と自分に厳しいツッコミを入れ、御礼と共にご辞退を申し上げて参りました。そんな中で今作の資料をいただき、唸りました。設定、面白そう。占い師役・・・面白そう。どなたの作品だろう? (めくって)新井さん!? そして1行目に戻る(笑)。
普段、セリフを完全に覚えて喋ることがほぼないので、台本が手元にある日常のありがたさが深く染み入りました…(笑)。短い1シーンですが、とても丁寧に指導いただきました。小道具の一つ一つ、何回も角度を変えて撮り重ね、アングル・照明等のこだわりにも唸りました。個人的には占いが難しかった! 良い経験をさせていただき、感謝です。
ずっと変わらず若い年齢の役柄を演じ続けているので、自分の歳にはあまり気が回らずで。気がついたらボーダーを超えていて驚いたということが多いです(笑)。
でも、39歳のときは覚えています。日本ではまだまだ「女は若いうちが花」、特に“女の俳優にはこのさき仕事はない”と覚悟していた時期だったので。でも違いました。むしろ40歳を過ぎてから仕事が楽しくなりました。そう思わせてくれた、各お仕事の関係者の皆様に感謝しています。今後もお声がけいただける間は、そのチームのために務めさせていただきたく思います。
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