真田広之、二階堂ふみを「おふみさんで良かった」と絶賛! 「SHOGUN 将軍」対談映像
2024年4月2日 11:00
ハリウッドの制作陣が戦国時代の日本を描くドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラスで配信中)から、主人公である戦国最強の武将・吉井虎永を演じ、プロデューサーを兼任する真田広之、落葉の方役を務める二階堂ふみの対談映像(https://youtu.be/3jr9chle_-o)が公開された。
1980年にアメリカで実写ドラマ化され、驚異的な視聴率を記録したジェイムズ・クラベルのベストセラー小説「SHOGUN」を、新たに映像化。関ヶ原の戦い前夜の日本を舞台に、徳川家康や石田三成ら歴史上の人物にインスパイアされた、将軍の座を懸けた陰謀と策略が渦巻く物語を紡ぎ出す。本日4月2日には、第7話「線香一本の時」が配信される。
真田が演じる虎永は、関東地方を治める大名という役どころ。一方、二階堂が扮する落葉の方は、世継ぎである八重千代の母で、故太閤の子どもを産んだ唯一の側室だ。息子を守るためには手段を選ばない、無慈悲で計算高い落葉の方は、虎永にとって最大の強敵となる。
真田は、初共演となる二階堂の“目力”に驚いたといい、カメラに映っていないときでさえ「ビームがすごかった」と、その存在感の強さを述懐。「10話までのアーチのなかで、ふたりの距離感がすごく大事だからこそ、『おふみさんで良かったな』と最初のシーンで思いましたね」と絶賛する。二階堂は、本作に参加するにあたって、念入りに下調べをし、草履などのアイデアも積極的にスタッフに伝えていたそうで、熱心に落葉像を作り上げようとする姿に、真田も感動した様子だ。
また、虎永の強敵であると同時に、母としての愛が見え隠れする二階堂の演技についても「力強さと繊細さが同居していて、母性愛もそこに存在している」と称賛。落葉の方は第5話「父の怒り」のラスト2分に登場し、石堂和成(平岳大)に詰め寄り強烈な存在感を放つ姿に釘付けになる視聴者が続出した。今後、落葉の方が、さらに戦いをかき乱していく後半戦に注目が集まる。
いまや日本映画界に欠かせない存在となった二階堂だが、ハリウッド作品に出演するのは「SHOGUN 将軍」が初めて。撮影中、悩んだときに、真田がかけた言葉が強く印象に残っているという。「細部までちゃんとこだわって、真田さんが真ん中に立っていらっしゃるから、この作品は成立しているんだなっていうのをすごく感じました」と、主演・プロデューサーとして現場を率いる真田の姿に「歴史を感じた」と、感銘を受けたようだ。
「このふたりのあり方次第では、日本の未来が変わってくる」と真田が力説するように、虎永や石堂らが激しい覇権争いを繰り広げる本作では、大坂で絶大な政治的影響力を誇る落葉の方の動き次第で、虎永、そして、日本の命運が大きく左右されることに。第6話「うたかたの女たち」では、虎永が大坂に対して兵をあげる“紅天”の決意を固めており、いよいよ戦いの火蓋が切られようとしている最新話も見逃せない。
「SHOGUN 将軍」は、ディズニープラスの「スター」で独占配信中。以降毎週火曜に1話ずつ配信される(最終話は4月23日配信予定)。
物語の舞台は、1600年の日本。それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国は五人の大老によって治められていた。関東地方を治める大名・吉井虎永は、大坂城の城主でもある五大老のひとり、石堂和成の策略で、ほかの大老たちと対立関係に陥ってしまう。虎永は外国船で漂着した英国人航海士ジョン・ブラックソーン(コズモ・ジャービス)に出会い、言葉のわかる戸田鞠子(アンナ・サワイ)の通訳を得て、心を通わせる。“按針”と呼ばれることになったブラックソーンは、虎永と行動をともにする。
囚われていた大坂城から脱出した虎永は、按針に西洋式の砲術を兵に教えるよう命じ、石堂たちに立ち向かう準備を進める。同じ頃、太閤の側室・落葉の方が大坂城に戻り、石堂に虎永をすぐさま処罰するよう要求。石堂は残りの大老たちを掌握し、虎永は謀反人として処刑されることを悟り、大坂に対して兵をあげる“紅天”の決意を固める。いよいよ、その時は近づきつつあった。
虎永のもとに弟の佐伯信辰(奥野瑛太)がやってきた。虎永は一流の遊女・菊(向里祐香)に信辰の相手をさせようとするが、遊郭の女主人は、その見返りとして虎永に“線香一本分”の時間の面会を申し出る。
その夜、虎永と信辰は仲間たちと酒を酌み交わし、信辰から若き日の虎永の姿が語られる。虎永は信辰とともに戦うことを願い、信辰は加勢に対する見返りを口にする。血を分けたふたりの兄弟がついに同じ場所に集った。しかし、虎永は予想外の事態に直面する。
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