映画初主演・川西拓実（JO1）と物語がシンクロする「バジーノイズ」場面写真、一挙公開！

原作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」（小学館刊）で20年まで連載されていたDTM（デスクトップミュージック）を題材にした同名コミック（全5巻）。むつき潤氏の長編デビュー作で、登場人物のリアルな心理描写や、独特な音楽表現、タイムリーなテーマ性など、デジタルネイティブ世代における新しい音楽コミックスとして大きな話題を呼んだ。

(C)むつき潤・小学館／「バジーノイズ」製作委員会

マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄。人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていた彼に、上の部屋に住む女性・潮が挨拶を交わしてきた。その日、失恋をしたと言う彼女は、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聞いていたと打ち明ける。やがて潮が投稿した何気ない演奏動画によって、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもいなかった清澄の世界が大きく変わっていく。

メガホンをとったのは、人気ドラマ「silent」を手掛けた風間太樹監督。本作で映画初主演を飾った川西が清澄役、風間監督と「silent」に続き2回目のタッグを組んだ桜田が潮役を担う。レコード会社に勤める潮の幼馴染・航太郎役を井之脇、清澄と音楽を始めることになるベーシストの陸役を栁が演じるほか、円井わん、奥野瑛太、櫻井海音、佐津川愛美らが共演する。

(C)むつき潤・小学館／「バジーノイズ」製作委員会

(C)むつき潤・小学館／「バジーノイズ」製作委員会

本作には、「music concept design」として藤井風やiri、adieu（上白石萌歌）らのプロデュースを務めるYaffleが参加し、劇中で流れる清澄が作る楽曲をすべて手掛ける。川西は「清澄 by Takumi Kawanishi（JO1）」のアーティスト名で、Yaffleによる主題歌「surge」も歌唱する。

孤独で静かな世界でひとり音楽を奏でる清澄だったが、潮が清澄の部屋に窓ガラスを割って入り込んだことから、その音楽は広がって行く。レコード会社に勤める航太郎、ベーシストの陸も巻き込み、やがて「AZUR」というバンドが誕生。場面写真には、潮と航太郎が見守るなか、清澄と陸が音楽を奏で、「AZUR」が動き出していく様子がとらえられている。

(C)むつき潤・小学館／「バジーノイズ」製作委員会

(C)むつき潤・小学館／「バジーノイズ」製作委員会

本作は、映画初主演の川西が役に入りやすいように、可能な範囲で順撮りが行われた。風間組を熟知する桜田が座長的な存在を担い、年上でキャリアもある井之脇と栁が川西を引っ張っていったが、好奇心にあふれ吸収力に優れた川西が仲間と共に成長していく姿が物語の清澄にシンクロし、物語への没入感を高めている。

「バジーノイズ」は5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国ロードショー。