杉咲花主演「朽ちないサクラ」に、萩原利久、豊原功補、安田顕! 特報&キャラクタービジュアル披露
2024年3月12日 08:00
原作は、「孤狼の血」「佐方貞人」「合理的にあり得ない」など数々の著作が映像化されている大藪春彦賞作家・柚月裕子氏による同名小説(徳間文庫刊)。「サクラ」シリーズのはじまりとなる作品で、本来は捜査する立場にない県警の広報職員のヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と公安警察の存在に迫っていく異色の警察小説だ。発行部数は続編の「月下のサクラ」と合わせて累計27万部を誇る。
愛知県平井市在住の女子大生が、度重なるストーカー被害の末に殺害された。地元新聞の独占スクープ記事により、警察が女子大生からの被害届の受理を先延ばしにし、その間に慰安旅行に行っていたことが明らかになる。県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が約束を破って記事にしたのではないかと疑うが、身の潔白を証明しようとした千佳が変死体で発見される。自責と後悔の念に突き動かされた泉は、自らの手で千佳を殺した犯人を捕まえることを誓う。
26歳の泉役を演じるのは、「市子」「52ヘルツのクジラたち」(ともに公開中)、「片思い世界」(25年公開予定)と主演映画の公開が続く杉咲。本作は単独主演となり、自責と葛藤を繰り返しながら、強さを手に入れていく主人公を繊細な演技で体現する。「帰ってきた あぶない刑事」(5月24日公開)の監督に抜擢された注目株・原廣利がメガホンをとる。
萩原、豊原、安田が担うのは、主人公・泉を取り巻く警察官役。「美しい彼」シリーズでブレイクした萩原は、泉のバディ的な存在となる年下同期の磯川俊一役で出演。泉への好意を隠しつつ、泉を献身的にサポートする好青年をフレッシュな魅力で演じる。豊原は、一連の事件を捜査する県警捜査一課の梶山浩介役。安田は、泉の上司で元公安の富樫俊幸役を務める。
本編映像を初めて使用した特報は、「警察内部の闇を炙り出す、サスペンスミステリー」というナレーションで幕を開け、事件の真相に迫るほど翻弄されていく登場人物たちの切迫した姿が映し出される。
キャラクタービジュアルは、一連の事件のキーワードとなる満開の「サクラ」の中、不穏な表情で佇むキャラクターたちの姿をとらえたもの。23年3月末に撮影現場で撮影された。泉(杉咲)には「信じてあげられなかった」、磯川(萩原)には「大切な人を巻き込んでしまった」、梶山(豊原)には「染みついた思想は、そう簡単には拭えはしない」、富樫(安田)には「許される日がくるとは、思っていない」というそれぞれの心の葛藤と後悔の念を感じさせるキャッチコピーが添えられている。
映画「朽ちないサクラ」は、6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開。萩原、豊原、安田、原監督のコメント全文は、以下の通り。
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