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黒沢清監督&フルーツ・チャン監督“映画”について語り合う アジア・フィルム・アワード関連イベントで対談

2024年3月12日 16:00

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マスタークラス「対談:黒沢清 ×フルーツ・チャン」の様子
マスタークラス「対談:黒沢清 ×フルーツ・チャン」の様子

アジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」の関連イベントとなるマスタークラス「対談:黒沢清 ×フルーツ・チャン」が3月8日、香港のDesign Instituteで開催された。

今回の対談では、映画製作の経験、芸術的コンセプトについて語り合った黒沢監督とフルーツ監督。それぞれの監督としてのキャリアや映画業界に対する深い洞察を披露した。真摯的に、そしてリラックスしながら、それぞれの経験を語り、映画業界に対する理解や知恵を分かち合った。

フルーツ・チャン監督
フルーツ・チャン監督

フルーツ監督は「昔は、映画を撮ること自体が難しかったが、今は映画を作るための資源や機会が増えている」と言及。「“作品を撮ること”への情熱があれば、誰でも監督になれる」という考えを持っていると明かしていた。一方、黒沢監督は「香港映画は“スター映画”が多いという印象だったが、フルーツ・チャン監督の作品を見て、考えが変わった」という。

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映画と創作プロセスについて意見を交わした場面も。フルーツ監督は「“興行収入”は商業映画の成否に等しい。“興行収入”に関係なく、香港で作られた映画は成功だ」と話しつつ、監督になるきっかけ、インディペンデント映画に対する考え方も語った。フルーツ監督は「予算管理を重視」しているようで「好きな映画を撮ることで強い達成感を得られる」と話していた。

黒沢清監督
黒沢清監督

黒沢監督は、大胆なシーンを撮ることへのこだわりに加え「近年は自由な創作よりも“脚本に忠実”である」ということなど、独自の映画観を語った。また、デジタル時代に撮影する若手への羨望、かつて体感したフィルム撮影時の緊張感やコントロールなどについて振り返っていた。

なお、「第17回アジア・フィルム・アワード」の最優秀作品賞は、日本作品「悪は存在しない」(濱口竜介監督)が獲得した。

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