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井浦新、アメリカ映画デビュー作のお披露目に感無量!「国境を超えて楽しんで」

2024年3月12日 06:00

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カウボーイハット姿の井浦新(中央)
カウボーイハット姿の井浦新(中央)

俳優の井浦新がアメリカ映画デビューを果たした主演作「東京カウボーイ」の特別先行上映会が3月11日、東京・恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMAで開催され、井浦をはじめ、藤谷文子(脚本・出演)、マーク・マリオット監督、プロデューサーのブリガム・テイラー、編集を担当した井上ヤスが登壇。井浦が、国境を超えたすばらしいタッグが叶ったことに喜びをにじませた。

本作は、喧騒の東京から大自然が広がる米モンタナの牧場へと旅立ち、効率至上主義のサラリーマンがカウボーイ文化に触れて人生を見つめ直すヒューマンドラマ。「19歳の時に広島に住んでいたことがある」というマリオット監督は、「山田洋次監督の見習いとして『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』に関わる機会があった。すばらしい経験でした」としみじみ。同じ時期に雑誌で、モンタナの牧場で研修する日本人会社員について書かれた記事を読んだそうで、「これに関する映画が観たいなと思いついた。それから時間をかけて、愛やたくさんの思いを込めて完成しました」と経緯を明かした。

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井浦は「監督は山田洋次監督の弟子として、日本の映画の現場でも過ごしてきた。僕は若松孝二監督の弟子として、映画作りを学んできた」と切り出し、「山田洋次監督と若松孝二監督は一見、相反するような立ち位置にいるように見える監督ですが、その弟子たちがタッグを組むとすばらしい映画ができた」とニンマリ。「国境を超えて楽しんでいただけたら」とマリオット監督と肩を組むと、客席から喝采を浴びていた。

井浦にとって本作は、アメリカ映画デビュー&初主演となった。「日本の撮影でも、(作品の)大小に関わらず、自分が素敵だな、好きだな、この監督のもとで映画作りをしたいなと思ったら、それを一つ一つ丁寧にやり続けてきた。そうやって日本から世界に向けて映画を作り続けていれば、いつか必ず日本映画を楽しんでくれたり、心を動かしたりすることがあるはずだと信じてやってきた」と力を込め、「監督とプロデューサーが、僕が参加した映画を観て『君と仕事がしたい』と声をかけてくださった時は、本当にうれしくて。俳優を始めて25年経ちますが、そうやって届くことがあるんだということを、マーク監督とプロデューサーとの出会いで僕自身も体験できた。大変うれしく、光栄です」と真摯に打ち込むことで、未来につながることがあると実感できたという。

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ちなみにマリオット監督が井浦の演技に心を打たれた作品は、「朝が来る」。プロデューサーのテイラーは「ワンダフルライフ」だと明かし、「観て以来、井浦さんの大ファン」と笑顔を見せていた。

脚本も担った藤谷は「2つの文化の違いを見つけることではなく、人間対人間としてどこに共通項があるかを見つけながら書いていった」と明言。「井上さんはバイリンガル編集者なので、彼のおかげでスムーズに進むことがたくさんあった」と井上の手腕にも感謝を述べた。両国のキャスト、スタッフが絆を育みながら完成した作品となったが、井浦は「学生時代から、何度も海外の作品を観に来た場所」とYEBISU GARDEN CINEMAで舞台挨拶ができたことにも感無量の面持ち。「当時は洋画もしくは名画を上映していて、自分にとっては敷居の高い場所。観客としてしか来られないような映画館だった」と思い入れを口にしながら、「僕は、全国の映画館に参加した映画を届けに行きたいという夢がある。本作を持ってYEBISU GARDEN CINEMAの舞台から、皆様に作品が届けられた。一つ夢を叶えることができた」と語ると、井浦の熱いコメントに会場からも拍手が起こっていた。

東京カウボーイ」は、6月7日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか、全国順次公開。

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