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ピンク・フロイドを創った男の人生を紐解くドキュメンタリー「シド・バレット 独りぼっちの狂気」5月17日公開

2024年3月8日 13:00

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メインビジュアル
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(C)2023 A CAT CALLED ROVER.ALL RIGHTS RESERVED.

ピンク・フロイドを創った男として知られるシド・バレットの人生を紐解くドキュメンタリー「Have You Got It Yet?The Story of Syd Barrett and Pink Floyd(原題)」が「シド・バレット 独りぼっちの狂気」の邦題で5月17日から公開される。併せてメインビジュアル、予告編、ピーター・バラカンからのコメントが披露された。

ピンク・フロイドを創った男として初期には活動の中心でありながらも、5年あまりで表舞台から姿を消し、巨大化したピンク・フロイドのインスピレーションの源としてロック史の一隅を閉める「伝説」となった男、シド・バレット。本作は、その「狂気」と「天才」の真相に、多数の証言と記録映像、幻想的な映像パートで迫る。

ロジャー・ウォーターズデビッド・ギルモアニック・メイスンら、ピンク・フロイドのメンバーはもちろん、実妹ローズマリー、幼少期の友だちや美術学校時代の教師や学友、ピート・タウンゼントザ・フー)やグレアム・コクソン(ブラー)らミュージシャン、ミック・ロックやダギー・フィールズら写真家、美術家、歴代のガールフレンドまで数十名が登場する。

画像2(C)2023 A CAT CALLED ROVER.ALL RIGHTS RESERVED. (C)Syd Barrett Music Ltd (C)Aubrey Powell_Hipgnosis

ロンドンのアンダーグラウンド・カルチャーの巣窟、UFOクラブでのライトショーや、デビュー間もないころの初々しいスチルにMVなど、上昇気流に乗るバンドの姿をとらえた場面から、ストレスとドラッグに苛まれ精神の均衡が崩れ、バンドを去ったのちの秘話まで、これまでまことしやかに語られてきたシドにまつわる逸話の数々が紹介される。

監督と聞き手をつとめたのはシドの旧友にして、レッド・ツェッペリンやブラック・サバス、そしてピンク・フロイドのアートワークでも名を馳せたアート集団「ヒプノシス」のストーム・トーガソン。トーガソンの死後、映像作家のロディ・ボグワナが意志を引き継ぎ、シド・バレットという神秘をときあかす決定版を完成させた。

5月17日から、渋谷シネクイント・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。

ピーター・バラカンコメント全文
シドはイギリスのサイケデリック期を築いた張本人の一人。
ピンク・フロイドを離れた後は多くの憶測の中に隠された人物でしたが、フロイドのメンバーをはじめ、関係者、友人、恋人たちが詳細を語るこの映画でようやく実像が浮かび上がってきます。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

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