インド版“ゲーム・オブ・スローンズ”と称された超大作「PS1 黄金の河」「PS2 大いなる船出」が連続公開
2024年2月26日 12:00

1950年代に発表された小説が、70年もの時を経て映像化され、インドで大ヒットした映画「Ponniyin Selvan Part One(英題)」が、「PS1 黄金の河」として5月17日より、「Ponniyin Selvan Part Two(英題)」が「PS2 大いなる船出」として6月14日から公開されることがわかった。
1950年、インドに伝説的な歴史小説が誕生した。10世紀、インド南部・タミル地方に実在したチョーラ王朝の宮廷を舞台にした愛憎と陰謀、国の存亡をかけた戦いの物語「Ponniyin Selvan(ポンニ河の息子)」は、瞬く間に、誰もが知る一大ベストセラーとなった。それから70年もの間、幾度も映画化が試みられたが、その壮大なスケールから難航を極め、撮影技術の進化やインド映画界の大作主義を背景に、ついに2部作に及ぶ一大映像絵巻として世に放たれることになった。

後にチョーラ王朝の黄金期をもたらすラージャラージャ1世の若き日を描く原作の前編となる「PS1 黄金の河」では、さまざまな登場人物の交錯する思惑と、複雑な関係が、絢爛豪華な舞踊、壮大なスケールの戦闘など圧倒的な映像美と共に描かれる。後編「PS2 大いなる船出」では、各々のキャラクターの数奇な運命の行方が神話的に描かれる。
メガホンをとったのは、その名前で観客が殺到する監督となった世界的巨匠マニ・ラトナム。「ミモラ 心のままに-」「ロボット」など数々の作品で“ボリウッドの女王”と称されるアイシュワリヤー・ラーイ、「囚人ディリ」でハードなアクションを披露したカールティなど、南インドを代表する豪華キャストが集結。個性的なキャラクターたちの愛憎と権謀術数渦巻く宮廷ドラマは、インド版「ゲーム・オブ・スローンズ」と話題を呼び、2022年インド国内興行収入第3位となる大ヒットを記録した。
「PS1 黄金の河」は5月17日、「PS2 大いなる船出」は6月14日より新宿ピカデリー他全国順次公開。
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