気持ちいい悪夢って何? アリ・アスター監督新作「ボーはおそれている」ショート予告公開
2024年2月7日 17:00
日常のささいなことも不安になる怖がりの男、ボー(ホアキン・フェニックス)はある日、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。奇妙で予想外の出来事が起こる里帰りの道のりは、いつしかボーと世界を徹底的にのみこむ壮大な物語へと変貌していく。
ショート予告「気持ちいい悪夢編」は、絵本の中に入りこんだかのようなカラフルな水彩画のようなシーンから一転、異形の仮面や不思議な表情を称えた人々、そして幸せな未来を予感させるようなシーンを捉えた映像が次々と目まぐるしく登場する。
「壮大な旅編」は、里帰りのために、襲ってくるあらゆる困難に立ち向かうボーの姿を切り取り、裸で街中を疾走するシーンなど、鮮烈な映像が続く。
あわせて、本作を鑑賞した著名人のコメントが公開された。「ボーはおそれている」は2月16日に全国公開、R15+指定。
こんなに展開が読めない映画は初めてで、まるで風邪を引いた時に見る悪夢のようでした。
わたしは一体なにを恐れているのか、それすらわからないことが一番怖いことなんだな、と思いました。もう一度世界と繋がりなおすための、美しい巡礼の物語です。
なんという恐怖のバリエーション!なんというストレスの解像度の高さよ! 里帰りの道中にこれでもかと降りかかる災難のオンパレード。これはボーへの試練か、罰なのか?シークエンス毎に大胆に様変わりするテイストに翻弄され、ボーの不運っぷりを怖がるべきか笑うべきかも分からず、ボー然としていた初見。次観るとき、僕は爆笑する気がする。
「人生は近くで見れば悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」という言葉があるけれど、まさにそれだった。ボーが可哀想すぎて面白い。不幸の中に散りばめられているジョークがとても好みだったので、私は結構好き。
主人公の目的やトラウマは明確なのに、色々な境界線が曖昧に感じる映像表現で面白かったです。説明的であり説明的ではなく感じました。不思議な感覚に引き込まれ、観た後もしばらく頭に残ってしまう映画でした。
鍵を閉めたかわからないまま家を出てしまったような感覚だ。実家に帰るだけの旅路がこんなにも不安なのは何故か?わからない人は幸せなのだろう。アリ・アスターは、血の繋がりの恐ろしさを描くのが巧すぎる。
世界はこんなにも恐怖に満ち溢れている。そう思わせる悪夢の連続に脳がクラッシュした。浮き彫りになるのは母と息子のトラウマ物語。『ヘレディタリー/継承』からアリ・アスターは家族 と恐怖をじっくりコトコト煮込んでる。そしてアリ・アスターとホアキン・フェニックス、混ぜるな危険。
ボーの恐れがどんどん自分に伝播してきて、飲み込まれてしまいそうになりました。 終始心がざわざわ。全く新しい観劇体験でした。
“ボーはおそれている”って、誰でもおそれるだろという事ばかりが襲いかかってきます!地獄です!我々が一度は経験したことのある『最悪すぎて笑っちゃう状況』の最上級の連続です。ボー観者の私たちも、おそれざるを得ませんッ!
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