ジュリアン・ムーアが“変人ぶり”に魅了された役柄とは?「たちまち彼女のことが大好きになった」
2024年1月15日 18:00

ジェシー・アイゼンバーグが初監督を務めた「僕らの世界が交わるまで」から、本編映像の一部(https://youtu.be/Y_8m5Sorglg )が披露された。ジュリアン・ムーアの出演シーンを収めている。
DVシェルターを運営し、社会奉仕に身を捧げる母エヴリン(ムーア)と、オンラインミュージシャンとしてお金を稼ぐことに夢中な息子ジギー(フィン・ウルフハード)。正反対に見える母子のぶつかり合い、理想と現実の食い違いを描く。
製作は、「ラ・ラ・ランド」(16)でアカデミー賞主演女優賞を獲得したエマ・ストーンが、夫であるデイブ・マッカリーと共に設立した映画/TV制作会社「フルート・ツリー」。映画ファンから絶大な人気を誇り、オスカー常連となっている映画会社「A24」も製作・北米配給を手掛けている。
エヴリンにとってのジギーは、自分が期待していた人物とは真逆の息子だ。社会問題や人を救うことに興味を持たず、お金儲けのことばかり考えているジギーはエヴリンにとって排除すべき人物とも言える。自分を失望させ、混乱させ、さらに後ろめたい気持ちにまでさせる人を、家族として愛そうとするとはどういうことなのか──。
ムーアはアイゼンバーグ監督がこの闇の深い部分に突き進み、探求していることを「母と息子は意欲的で、それぞれ自分の世界に浸って生きようとし、意図を読み違える傾向がある。そして2人は互いの意図をことごとく読み違えるの。エヴリンは人に多くを要求するタイプの人であり、ジギーにかなり厳しく接していると思う。だけど彼女は、彼に世の中について教えてきたにもかかわらず、彼が自分と同じように世の中に向き合おうとしないことで、常に息子からの強い抵抗を感じている。衝突をくり返し、まったく理解し合えないエヴリンとジギーだけど、その根底には多くの共通点がある。その部分に観客が気づけるように描いたジェシーの手腕をすばらしいと思う」と評価する。
脚本を読んだだけでこの役が自分に向いていると思ったそうで、「人間味あふれる感動的な物語であると同時に、面白さもあると気づいたの。何よりエヴリンの素晴らしい変人ぶりに魅了されたわ。たちまち彼女のことが大好きになった。それは彼女が変わっているからだけでなく、映画の中で彼女のような人を見たことがなかったからでもあるの。エヴリンは私とはまったくかけ離れた人間だけど、彼女のことを理解できた。多くの人々がそれぞれの人生で彼女のような人に見覚えがあると思う」と話す。
本編映像は、そんなエヴリンの変人な部分をとらえている。あるスタッフの誕生日を同僚たちが祝っているところを訪れたエヴリンは、「一緒に祝って」と声をかけられるが、硬い表情でシェルター利用者からのクレームを伝える。気まずい空気が流れるなか、エヴリンは取り繕うようにお祝いの言葉をかけるが、同僚との間に漂う微妙な空気はぬぐえないままになってしまう。
「僕らの世界が交わるまで」は1月19日から公開。
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