【異例の大出世!】マーベルドラマ最新作「エコー」主人公はヒーロー? 歩んだ軌跡を振り返る
2024年1月13日 10:00
マーベル・スタジオのオリジナルドラマシリーズ最新作「エコー」(全5話)が、ディズニープラスで一挙独占配信中だ。主人公は、ドラマ「ホークアイ」に初登場し、アベンジャーズのひとりであるホークアイを追いつめた“エコー”ことマヤ・ロペス。同作での活躍が認められ、早速、単独の主演ドラマが制作されるという、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でも異例の“大出世”を果たした新ヒーローが歩んだ軌跡を振り返る。
※本記事では、ディズニープラスで配信されている「ホークアイ」に関するネタバレがありますので、作品未見の方は十分にご注意ください。
2021年に配信された「ホークアイ」は、「アベンジャーズ エンドゲーム」のその後を舞台に、弓の名手であるホークアイことクリント・バートン(ジェレミー・レナー)が、「家族とクリスマスを過ごしたい」という願いを叶えるために奮闘する、6日間の出来事を描いた。
“エコー”ことマヤ・ロペス(アラクア・コックス)は、ホークアイを、自分の父を殺した黒幕だと誤解したことから、彼の命を狙っていた。鋭い足技を中心に、俊敏な体術を繰り出し、ホークアイすらも窮地に陥れたほどの実力の持ち主だ。耳が聞こえず、相手の口の動きを読み取るなど、卓越した観察眼もあわせ持つ。
そんな彼女は、「ホークアイ」の第3話「エコー」で初登場。まず、マフィアの父親に「お前は唯一無二の子だ」と大切に育てられてきた幼少期が描かれる。優れた洞察力に加えて、機動力も高く、自分より体格の大きい少年さえ、一瞬でなぎ倒す強さを誇っていた。
数年後、成長した彼女は、父親と同じくマフィアの一員になっていた。ある日、マヤは、父が覆面姿の男に襲撃されるのを目撃。その男こそ「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」で愛する家族が消失したショックで“闇堕ち”し、悪党を抹殺する“ローニン”として活動していたホークアイだった。父の死を看取った彼女は、ローニン、すなわち、ホークアイへの復讐を誓うのだった。
第4話「私たち相棒でしょ?」でも、マヤはローニンの命を奪うべく、執拗に彼を付け狙い、第5話「ローニン」では、ホークアイと一騎打ち。一時は優勢に立つほど、持ち前の戦闘能力を発揮するが、戦いが終わる間際に、父親を殺すよう仕向けた黒幕が、自分と養子縁組を結び、娘同然にかわいがってくれたニューヨークの犯罪王・キングピンだと知らされ、狼狽する。最終話の第6話「クリスマスがやってきた?」で、真相に辿り着いたマヤは、ホークアイへの復讐をやめ、“育ての親”キングピンを銃で撃ち抜いたのだった。
そして、ついに幕を開けたのが、マヤを単独主役に迎えた「エコー」。本作ではエコーが、自身のルーツや、マフィアとして残忍な悪事を尽くしたニューヨークでの過去と向き合うことに。銃で撃ち抜いたはずのキングピンも登場し、再び暗躍する。
「ホークアイ」からエコー役として続投するコックスは、「マヤは多くのトラウマを抱えて育ったの。演じているなかで、そのことは忘れないようにしていた」と、演技における心構えを語っている。彼女の人物像によりフォーカスする本作では、エコーの内面や成長が、さらに深くドラマティックに描かれるだろう。果たしてエコーはヒーローなのか、それとも--? 本作で繰り広げられる新たなドラマに、期待が高まる。
PR
©2024 Disney and its related entities
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。