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スピルバーグが映像化を断念した実際の誘拐事件描く、マルコ・ベロッキオ最新作「エドガルド・モルターラ」4月26日公開

2024年1月7日 16:00

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実際の誘拐事件を映画化
実際の誘拐事件を映画化
(C)IBC MOVIE / KAVAC FILM / AD VITAM PRODUCTION / MATCH FACTORY PRODUCTIONS (2023)

イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督最新作「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」が、4月26日から公開される。

第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品され、2023年ナストロ・ダルジェント賞で作品賞をはじめ7部門を受賞した本作は、史実「エドガルド・モルターラ誘拐事件」に肉薄した衝撃作。スティーブン・スピルバーグが、映画化に向けて書籍の原作権を押さえていたことでも知られている。ユダヤ人街で家族と共に暮らしていた7歳を迎える男児エドガルドが、「何者かに洗礼を受けた」という情報により教会に連れ去られてしまう。スピルバーグは7歳のエドガルド役が見つからず映像化を断念したが、ベロッキオは新星エネア・サラを抜擢した。

「イタリア映画史上、屈指の冷酷さを誇るエンディング」(Micromega)「実話であるということが、何より恐ろしい。絶対権力と市井の民、その間に存在する暴力と冷笑の不均衡を描く」(Wired Italy)「ベロッキオ監督作の中で最も挑戦的」(Esquire)など、その知られざる実話の衝撃と、85歳にして熱量衰えぬベロッキオにより高濃度で活写されたドラマが高い評価を得ている。国家や教会などの絶対権力とも言える組織による策略に巻き込まれることになる普通の人々の運命に、権力側がどれほど無関心であるかをも描いており、現代を生きる我々もリアリティをもってこの物語を受け止められるだろう。

<あらすじ>
 1858年、ボローニャのユダヤ人街で、教皇から派遣された兵士たちがモルターラ家に押し入る。枢機卿の命令で、7歳になる息子エドガルドを連れ去りに来たのだ。取り乱したエドガルドの両親は、息子を取り戻すためにあらゆる手を尽くす。世論と国際的なユダヤ人社会に支えられ、モルターラ夫妻の闘いは急速に政治的な局面を迎える。しかし、教会とローマ教皇は、ますます揺らぎつつある権力を強化するために、エドガルドの返還に応じようとしなかった…。

4月26日から、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開。

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