ジェームズ・ワン監督が映画作りで大切にしていることは? 「アクアマン」続編は“家族の関係”が重要な要素に

2023年12月29日 10:00


ジェイソン・モモア(左)、ジェームズ・ワン監督(右)
ジェイソン・モモア(左)、ジェームズ・ワン監督(右)

ジェイソン・モモアが主演を務めるDC映画の続編「アクアマン 失われた王国」が、2024年1月12日に公開される。同作の監督を務めたのは、ジェームズ・ワン。「ワイルド・スピード SKY MISSION」や「アクアマン」シリーズなどのド派手なアクション映画から、「インシディアス」「死霊館」などの人気ホラーシリーズまで、幅広いジャンルで世界中を魅了している。

そんなワン監督は、まったく異なるジャンルの作品を描くことについて「ジャンルが何であれ、観客が“共感”できるものを見つけて物語を描いているんだ」と説明。そのなかでも“家族の物語”を作品に落とし込むという点を意識をしているようだ。

ホラー、アクション、サスペンス、アドベンチャー、ミステリー、ファンタジーとさまざまなジャンルの作品を手掛けてきたワン監督。多彩なジャンルの作品を手掛ける中でも“観客との共感”を大切にしているようだ。

「僕にとってジャンルは重要ではない。怖いものを作ろうが、楽しくてエキサイティングなものを作ろうが、なにか心温まるロマンチックなものや、感動的なものを作ろうが、全ては共感できるストーリーテリングであり、とても基本的なことなんだ。その中でも僕の映画の多くでは、“家族の関係”がとても重要な要素となっている。『インシディアス』や『死霊館』の映画は家族についての物語であり、彼らがどのように団結しているかが描かれている。『ワイルド・スピード』もアクションだけでなく、家族についての物語なんだ」

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どんなジャンルにおいてもフォーカスしていたのは“家族”。視覚的に楽しめる映像で観る人を楽しませるのはもちろん、その中で、国や年齢、性別を問わず“誰もが共感しやすい”家族の物語を描くことで、世界中から愛される作品を生み出してきた。

そのこだわりは、最新作「アクアマン 失われた王国」でも健在だ。

前作にも登場したメラと結ばれ、子どもも授かり、父となったアクアマンことアーサー・カリー。子育てに励み、新しい家族と幸せに過ごしているなか、南極の氷河に眠る“失われた王国”の邪悪な力が蘇り、すべての海、そして人間界が存亡の危機に。アーサーは“5億の海の仲間”、そして敵対していた弟・オームをはじめとする大切な家族とともに一家総出で危機に立ち向かっていく。

ワン監督は、同作については“兄弟”(アーサーとオーム)という要素を通じ、家族の物語を描いている。

「最新作では、前作で仲の悪かった2人の兄弟が、お互いをよりよく理解するために団結するんだ。そして最後には、彼らはそこから成長することができる。ライバルの話でありつつ、家族の物語なんだ」

アクアマン 失われた王国」は、2024年1月12日から公開。

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