寺尾聰「屋根裏のラジャー」で声優に初挑戦「冷蔵庫に命を吹き込めていたらうれしい」
2023年12月15日 20:45
スタジオポノックの6年ぶりの長編となるアニメーション映画「屋根裏のラジャー」が12月15日、全国414館で封切られた。声優を務めた寺田心、鈴木梨央、安藤サクラ、山田孝之、仲里依紗、寺尾聰、イッセー尾形と百瀬義行監督、西村義明プロデューサーは東京・TOHOシネマズ日比谷で初日舞台挨拶。寺田はオーディションで主人公のラジャー役を勝ち取り、「ラジャーと出会うことができ、携われて幸せだし、世の中の皆さんに届けられることをうれしく思う。ホッとした気持ちもあるけれど、ここからがスタート」と感激の面持ちで語った。
人間の少女アマンダの想像で生まれたイマジナリのラジャーが、自身の存在意義を見いだす冒険を描くファンタジー。寺田は「自分を信じる心やあきらめない心など、イマジナリが教えてくれることは一部にすぎない。でも、大きな何かを受け取ってくれたと思う。その気持ちを忘れないでほしい」と真摯に訴えた。
アマンダ役の鈴木も、「今日という日を心待ちにしていた。自分が出ている作品で久しぶりに泣いてしまったくらい、作品世界に入り込めた」と強調。アマンダの母リジーの声を担当した安藤は、「自分の想像力との付き合い方が変わったくらい、人の想像力は物凄いと思える作品。老若男女に見てほしい」と言葉に力を込めた。
物語のカギを握る冷蔵庫役で、声優初挑戦の寺尾は「新人です」と照れ笑い。「百瀬監督、西村プロデューサーに出会って、この人たちが作るのならば間違いないと確信が持てた。冷蔵庫に命を吹き込めていたらうれしい」と謙虚に話し、この日一番の拍手を浴びた。
百瀬監督は、「キャストの皆さんが、登場人物を命あるキャラクターにしてくれて説得力を持たせることができた」と感謝。西村氏も、製作過程での経営難を乗り越えて公開を迎えたことに、「本当に大変だったが、いろいろな国の方と製作できたことが大きく、1本の映画ができ上がったことをうれしく思う」としみじみ話した。そして、鏡抜きで映画の公開を祝い、大ヒットを祈願した。
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