松本幸四郎、祖父・叔父を継承した「鬼平犯科帳」に自信「新たな平蔵が誕生した」
2023年12月7日 20:30
時代作家・池波正太郎さんの生誕100年を記念して制作されたCS時代劇専門チャンネル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」の完成披露試写会が12月7日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、主演の松本幸四郎、市川染五郎、松平健が舞台挨拶に登壇した。
「鬼平犯科帳」を連続して映像化するプロジェクトの第1弾。幸四郎は祖父の初代松本白鸚さん、叔父の中村吉右衛門さんが演じた火付盗賊改・長谷川平蔵役を継承する形となり「祖父はビデオなどで、叔父はリアルタイムで見ていて、やっぱり面白いし格好いいし懐が深い。その魅力を思いながら挑もうと思った」と感慨深げに振り返った。
吉右衛門さんが撮影時に愛用していた、たばこ入れなどの小道具を使用したことを明かす時には涙ぐみ、声を詰まらせる一幕も。それでも、「全てを真正面から受け止める平蔵の強さがぶれないように、皆を信じて集中して刺激し合えた幸せな現場でした」と満足げに話した。
若き日の鬼平である銕三郎を演じた長男の染五郎は、「吉右衛門の叔父さまが演じていた少しのシーンから全てを吸収しようと思い、撮影の前に必ず見てから臨むようにしていた」と説明。父が演じているシーンも見学し参考にしたそうで、「若さゆえの真っすぐさ、危うさ、ギラギラしたところを一番意識した」と振り返った。
松平は、かつて吉右衛門さんの鬼平とも対峙(たいじ)したことがあり、「僕の撮影初日が、橋の上から歩いている平蔵を見るシーンで、その姿が吉右衛門さんとかぶるような風格があった」と絶賛。そして、「幸四郎さんを中心に、これからの時代劇を広めていってほしい」とエールを送った。
平蔵が旧友たちと再会し、かつてあこがれた女性が御新造になっていることが分かったことから、その裏に潜む悪事が明らかになっていく物語。幸四郎は、「現在、江戸生まれの人はいない。だから時代劇はファンタジーであり、人の創造を十分に生かせるジャンル。新たな平蔵が誕生したと、自信を持って宣伝していきたい」と胸を張った。
「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」は時代劇専門チャンネルで来年1月8日午後1時、午後7時の2回放送。その後、映画「鬼平犯科帳 決闘」が5月10日に公開され、連続シリーズ「鬼平犯科帳 でくの十蔵」、「鬼平犯科帳 血頭の丹兵衛」が同年内に放送される。
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