ジョニー・デップ完全復活!「ジャンヌ・デュ・バリー」24年2月2日公開 歴史上、最もスキャンダラスな愛描く
2023年12月6日 08:00
ジョニー・デップがルイ15世役を演じ、2023年度カンヌ国際映画祭のオープニング作品として大きな注目を集めた「Jeanne du Barry(原題)」が「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」の邦題で2024年2月2日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが決定した。あわせて場面写真が披露された。
本作は、18世紀の仏ベルサイユの宮廷を舞台に、59年間にわたりフランス国王に在位したルイ15世の最後の公妾(公式の愛人)となったデュ・バリー夫人ことジャンヌ・デュ・バリーの波乱に満ちた生涯を描いた歴史エンタテイメント作。シャネルが衣装提供し、ベルサイユ宮殿で大規模撮影を行い、贅を尽くしたフランス宮廷を見事に再現した。
ワールドプレミアとなったカンヌ国際映画祭では、上映後に7分間のスタンディングオーベーションが巻き起こり、デップが涙したことも話題を呼んだ。アンバー・ハードとの裁判に勝訴後、本作が復帰作となったデップが演じたのは、仏国王史上一の美男子にして問題児で、“最愛王”の異名をもつルイ15世。デップは、自身初となる全編フランス語で演技に挑んだ。本国では5月に公開され、仏映画初登場ナンバーワンヒットを記録。4週連続トップ10入りを果たし、75万人を動員、興行成績約10億円を達成した(23/5/17-7/11Box Office Mojo調べ)。
貧しいお針子の私生児として生まれ、娼婦同然の生活を送っていたジャンヌ(マイウェン)は、類まれな美貌と知性で貴族の男たちを虜にし、社交界の階段を駆け上がっていく。ついにベルサイユ宮殿に足を踏み入れたジャンヌは、国王ルイ15世(デップ)と対面を果たす。2人は瞬く間に恋に落ち、彼女は生きる活力を失くしていた国王の希望の光となっていく。国王の公妾となったジャンヌだが、労働階級の庶民が国王の愛人となるのはベルサイユのタブー。さらに堅苦しいマナーやルールを平気で無視するジャンヌは宮廷一の嫌われ者となってしまい、王太子妃マリー・アントワネットも例外なく彼女を疎ましく思うのだった。
監督と脚本を務めたマイウェンは、「パリ警視庁:未成年保護特別部隊」「モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由」などで知られ、本作が7本目の監督作となる。マイウェンは自ら主人公のジャンヌ役を演じ、約20年前から制作を望んでいたデュ・バリー夫人の生涯を、豪華絢爛なロケーションやセット、衣装も一切妥協せず、歴史大作として完成させた。
場面写真に切り取られているのは、ルイ15世に扮したデップの目隠しされた横顔。ルイ15世は、愛人との戯れや趣味の狩りに夢中で、政治に興味がなかったと言われ、ジャンヌへの盲目の愛を表現するかのようなカットとなっている。さらに、ベルサイユ宮殿の回廊でルイ15世とジャンヌが向き合うカットもお披露目された。
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