トランプ前大統領の伝記映画「アプレンティス」進行中　主演はセバスチャン・スタン

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ドナルド・トランプ前米大統領を題材にした伝記映画が進行中だと、米Deadlineが報じている。父親からの支援を受けてニューヨークを中心にオフィスビルやホテル、カジノ経営などに乗り出した1970年代から、巨額の負債を負う80年代までが主な舞台で、タイトルは彼が司会を務めたリアリティ番組と同じ「アプレンティス」だという。

「ボーダー　二つの世界」「聖地には蜘蛛が巣を張る」のアリ・アッバシ監督がメガホンをとる。脚本は「ザ・ラウデスト・ボイス　アメリカを分断した男」の原作者ガブリエル・シャーマンが執筆している。

トランプ役だが、マーベル・シネマティック・ユニバースのウインター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタンが演じることになる。スタンといえば、実在のミュージシャン、トミー・リーに扮した「パム＆トミー」での演技が絶賛されていることから、若き日のトランプをどのように演じるのかに注目だ。

モデルで最初の妻イヴァナ役をマリア・バカロバ（「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー　VOLUME 3」）、顧問弁護士ロイ・コーン役をジェレミー・ストロング（「メディア王　華麗な一族」）が演じる。今週中にクランクインするという。

当のトランプは2020年の大統領選で敗北しているが、選挙結果を覆すために公的手続きの妨害を共謀したなど4つの罪で起訴されている。24年の大統領選にも意欲を示していることから、本作が影響を及ぼす可能性がありそうだ。