小芝風花、9カ月前からタップダンスの猛特訓! 華麗なタップでキメる「レディ加賀」予告編
2023年12月5日 08:00
本作は、10年前に旅館の女将たちによって結成された、実在する加賀温泉郷のプロモーションチーム「レディー・カガ」から着想を得て企画された。小芝が演じるのは、タップダンサーの夢を諦めて東京から戻り、加賀温泉にある実家の老舗旅館「ひぐち」で若女将修行を始めた樋口由香。何をやっても不器用な由香は修行に苦戦するものの、持ち前の明るさとガッツで奮闘する。そんななか、加賀温泉を盛り上げるためのプロジェクトが発足し、由香は新米女将たちを集めてタップダンスのイベントを開催することになる。
小芝に加え、松田るか、中村静香、八木アリサ、奈月セナ、小野木里奈、水島麻理奈が、タップダンスチームを結成する新米女将たちを演じる。青木瞭が、由香の同級生で、加賀温泉のPRに尽力する加賀市職員、森崎ウィンが、タップダンスイベントで町おこしを企画する天才観光プランナー、佐藤藍子が、新米女将たちに心得を伝える「女将ゼミナール」の講師に扮する。檀れいが、由香の母で、「ひぐち」の女将である晴美役を務めた。「レッドシューズ」「カノン」「リトル・マエストラ」など、女性たちの温かく真っ直ぐな人間ドラマに定評のある雑賀俊朗がメガホンをとった。
予告編は、夢に破れて「何をやってもうまくいかない」とやさぐれたり、勢いで突っ走ったりする新米女将・由香の魅力が凝縮されたもの。一丸となった新米女将たちが、色とりどりの着物を翻して踊る“和風タップダンス”のシーンも垣間見え、タップシューズの音や力強いリズムに、心が弾むような仕上がりとなった。新場面写真には、由香と仲間たちとのタップダンスの練習や、厳しい女将修行が切り取られている。
10月に加賀市で行われた舞台挨拶で、小芝は「プロのタップダンサーを目指していた主人公を演じたのですが、これまでタップダンスの経験はなく、撮影9カ月前から練習を開始し、先生に指導を受けながら、自宅にも(タップボード用の)べニア板を用意して自主練習を行いました。プロのタップダンサーに見えるように、精一杯練習に励みました」と述懐した。
小芝の起用について、雑賀監督は「本作はコミカルなシーンも多いのですが、若女将になるべくひたむきに努力する主人公の成長を描いているので、シリアスなシーンもあります。コミカルな演技もできて、シリアスなシーンも演じきれるという点で小芝風花さんがピッタリだと思いました。さらに今回、タップダンスのシーンもあり大変な役でしたが、見事に演じてくれていて、小芝さんにお願いして本当に良かった」と絶賛した。
「レディ加賀」は2024年2月2日から、石川で先行公開。2月9日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開される。