リドリー・スコット×ホアキン・フェニックス「ナポレオン」創作秘話を語る貴重な対談映像公開!
2023年11月28日 12:00
ホアキン・フェニックスがフランスの皇帝ナポレオン役で主演し、リドリー・スコット監督がメガホンをとった「ナポレオン」。このほどフェニックスとスコット監督の貴重な特別映像(https://youtu.be/znCSbSYlK18)、と現場でのメイキング写真が公開された。
本作は、フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトが、いかにして皇帝の座へ上りつめたのかを描く超大作。スコット監督が「これまで一緒に仕事をした中で最高の俳優の一人」と称するフェニックスと「グラディエーター」以来23年ぶりにタッグを組み、脚本は「ゲティ家の身代金」でスコット監督とタッグを組んだデビッド・スカルパが執筆した。
撮影カメラは11台、集められたエキストラは8000人と多額な制作費をかけて、ヨーロッパロケを敢行。ナポレオンが唯一愛した妻ジョゼフィーヌとの波乱万丈な愛憎関係の中で、大いなる野望と驚くべき戦略思考をもって、歴史に残る数々の戦争を仕掛けた“軍人ナポレオンの真の姿”を壮大なスケールで紡ぐ。ジョゼフィーヌ役は、「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」などに出演するバネッサ・カービーが演じた。
旧知の仲であるふたりは、リラックスしたムードの中、フェニックスが「この映画が大変だったのは僕のせいじゃない?」とズバリ切り込むと、スコット監督は「君のせいだ」と即答。「僕のせいか」と爆笑するフェニックスに「それは冗談だけど(笑)君から学んだね。物語の真の意味を探ってくれただろ。実に楽しかった」と感慨深げ。
撮影中の話になると、「正直リハは嫌いだ。大まかな構想だけをイメージして、何も決めずに演技したい」と本心を明かしたフェニックス。「撮影中、何回僕に腹を立てた?」と聞くフェニックスにスコット監督は「毎日だね」と返すなど、二人の気さくな関係が伝わる。「君はいい意味で複雑な人間だ。この役では、それが大きなプラスになる」とスコット監督がいうと照れ笑いを浮かべながら「僕の性格をよくわかってる。演じてて最高に楽しかった」と笑顔で振り返った。
このほか、ふたりの出会いとなった映画「グラディエーター」について振り返ったほか、「今作を作って、初めて知ったナポレオンの真実はあった?」とフェニックスが切り込むと、スコット監督は「もちろんたくさんあった。欠点が多いからこそあれだけの立身出世をなし得た。実に複雑で一筋縄ではいかない男だ。あまりに脆く、あまりに残酷すぎた」。フェニックスは「一方でユーモアと茶目っ気もあった」とナポレオン像について語り合う。そしてナポレオンの妻・ジョゼフィーヌとの話に及び、互いを振り回し、傷つけ、それでも離れることのなかった夫婦の複雑な関係についてそれぞれの考えを語り、本編での描かれ方が気になるトークを展開した。「ナポレオン」は12月1日に公開。