月明りと星影、BGMは波の音…夜のビーチ上映で非日常体験を楽しむ 「Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」
2023年11月27日 11:30

開催中の新しい国際映画祭「Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」で11月25日、南城市にて野外上映イベント「南城市あざまサンサンビーチ×Cinema at Sea」が行われた。
沖縄最大の魅力の一つである美しいビーチを活かし、幅広い層が映画と文化芸術に接触する機会を設ける試みで、「ユニバーサルビーチ」を掲げる会場で、誰もが楽しめる作品を上映するイベントだ。

11月24日、25日の夜に開催予定だったが、24日は強風警報発令のため中止となり、25日、岡田将生主演、監督・山下敦弘と脚本家・宮藤官九郎が初タッグを組み、2020年製作の台湾映画「1秒先の彼女」をリメイクしたラブストーリー「1秒先の彼」が、UD Cast(バリアフリー字幕・音声ガイド)付きで上映された。

上映当日は気温は20度超と、夜間の屋外でも映画鑑賞を楽しめる南国沖縄らしい環境で上映がスタート。入場料金は500円、入退場自由、隣席との会話も気にならず、フードや各種ドリンク(アルコール類含む)キッチンカーの出店もあり、映画館よりも自由で開放的な雰囲気で映画が楽しめる。

特筆すべきは、昼の美しいブルーとは一変、空との境目がわからなくなる黒インクのような海、月明りと星影の明るさと波の音だけが聴こえる神秘的な夜の浜辺だ。設置されたスクリーンに映し出される映像と物語をエモーショナルに引き立て、映画館や自宅とは全く異なる環境で、非日常体験が味わえる。
映画祭SNSを見て、豊見城市から友人とともに来場したという女性は、「ずっと座っているので途中でちょっと風が寒く感じたが、楽しかった。来年もまた開催されるのなら見に来たい」と感想を語った。当日の気温チェックや防寒具持参などのアナウンスが映画祭の課題になりそうだが、映画とビーチの楽しみ方の新たな可能性を提示したイベントとなった。

「Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」は、11月29日まで、那覇市ぶんかテンブス館テンブスホール等、那覇市内を中心とした会場で開催。チケット、プログラム詳細は公式サイト(https://www.cinema-at-sea.com/)で告知している。
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