乳母の勧める民間療法から悪夢が始まる…「NOCEBO ノセボ」エバ・グリーンの口元から“何か”が這い出すビジュアル&予告
2023年11月22日 19:00

「ビバリウム」で注目を浴びたロルカン・フィネガン監督の最新作「NOCEBO ノセボ」の予告編とキービジュアルがお披露目。ビジュアルは、主演を務めるエバ・グリーンの口元から這い出す“何か”をとらえている。
新居の内覧に訪れたカップルが住宅街から抜け出せなくなる不条理な展開が大きな話題を呼んだ「ビバリウム」で知られる、ホラー映画界の新鋭フィネガン。本作では、仕事も私生活も順調で、幸せの絶頂にいるファッションデザイナーが、突然現れた乳母の勧める民間療法にのめり込む、想像を絶する悪夢を描く。グリーン(「007 カジノ・ロワイヤル」)が主人公クリスティーン、マーク・ストロング(「キングスマン」シリーズ)が夫フェリックスを演じ、謎多き乳母ダイアナ役に、フィリピン出身のシンガーソングライター、チャイ・フォナシエを配した。


ビジュアルは、クリスティーンの美しい横顔を青い光が照らす、神秘的な仕上がり。しかし、よく見ると、クリスティーンの口から奇妙な生物が這い出ようとしており、「願いは、呪いへと姿を変える。」というコピーが添えられている。

予告編では、仕事を順調にこなすクリスティーンが、突然ダニに寄生された犬の幻影に襲われ、原因不明の体調不良に悩まされる姿を活写。そんな彼女の前に、ダイアナと名乗るフィリピン人の乳母が現れる。当初、夫婦は雇った覚えのないダイアナを怪しむが、ダイアナは伝統的な民間療法でクリスティーンを治療し、彼女の信頼を得る。しかし、やがて平穏だった日常は崩壊し、異様な共同生活へと変容していく。炎に囲まれて憔悴するクリスティーン、不気味な笑顔で踊り出す子どもたちなど、彼女の見る幻覚のようなカットが連続。乳母の正体と目的、悪夢に迷い込んだクリスティーンがたどる末路が気になる映像となった。

なおタイトルになっている「ノセボ効果」(反偽薬効果)とは、偽薬(プラセボ)の投与で、望まない有害な作用が現れること。偽薬効果とは逆に、薬物や医師に対する不安感などの心理作用によるものとされる(出典:デジタル大辞泉/小学館刊)。
「NOCEBO ノセボ」は12月29日から、東京・新宿ピカデリーほか全国公開。
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