稲垣吾郎×新垣結衣「正欲」、Vaundyの主題歌を使用した長尺予告公開 初出し&重要シーン満載の特別映像
2023年11月14日 17:30

稲垣吾郎、新垣結衣ら豪華キャストを迎えて朝井リョウ氏の小説を映画化し、第36回東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞をダブル受賞した「正欲」の長尺予告(https://youtu.be/y8SkBNVc94A)が公開された。映像では、Vaundyによる主題歌「呼吸のように」とともに、劇中の重要シーンを見ることができる。
原作は、「桐島、部活やめるってよ」「何者」で知られる朝井氏が、作家生活10周年で書き上げた渾身の一作。2021年3月に発売されるやその内容が波紋を呼び、第34回柴田錬三郎賞を受賞した。朝井氏は同書を「小説家としても一人の人間としても、明らかに大きなターニングポイントとなる作品」と語る。映画版では「あゝ、荒野」の岸善幸監督と脚本家の港岳彦が再タッグを組み、家庭環境、性的指向、容姿など様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。
稲垣は、検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役。新垣は、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役。そして、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道役で磯村勇斗、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也役で佐藤寛太、大也と同じ大学に通う神戸八重子役で東野絢香が共演した。
Vaundy初の映画主題歌となった「呼吸のように」は、書き溜めた未発表曲から映画の世界観に合うものをVaundyが選んで提供した楽曲。「長尺予告『呼吸のように』Ver.」のディレクションは映画監督の岡下慶仁が手掛け、岸監督が監修を務めた。
(C)2021 朝井リョウ/新潮社 (C)2023「正欲」製作委員会映像は、夏月(新垣)がプールに漂うシーンから始まり、中学時代の夏月(滝口芽里衣)と佳道(齋藤潤)の姿が映し出される。ある秘密を共有しあう2人は、校舎裏で言葉を交わすことなく、蛇口から噴き出す水を浴びて恍惚とした表情を浮かべる。そして映像は現在へと切り替わり、激しく流れ落ちる滝を見つめる夏月と佳道(磯村)の後ろ姿が映し出される。WEB初公開の映像も含んだ本シーンは、劇中で重要なシーンとなっている。
続いて、稲垣演じる検事の啓喜が息子の教育方針を巡って妻と衝突するシーン、佐藤扮する大也の感情の発露そのもののダンス、東野演じる八重子が涙ながらに何かを訴えるシーンが映し出されていく。違う場所、違う人生、違う境遇で生きる人々の人生が、誰も予想できなかった感情で少しずつ近づいていく。
“この世界を生き抜くため”に恋愛感情抜きの偽装結婚という共犯関係を結んだ夏月と佳道。2人が水飲み場で戯れる多幸感あふれる開放的なシーンと、かけがえのない人とのつながりを表現した「呼吸のように」の歌詞が重なり、深い余韻を響かせる。
「正欲」は、全国の劇場で大ヒット上映中。主題歌「呼吸のように」を収録したVaundyの2nd ALBUM「replica」は11月15日発売。
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