ゲリラ組織と対峙したときに取るべき行動は? 危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスが明かす危機の処世術
2023年11月10日 12:00

ジェラルド・バトラーが主演した「ロスト・フライト」(11月23日公開)の特別映像が披露された。映像では、危険地帯で取材を重ねてきたジャーナリストの丸山ゴンザレス氏が、自身の経験を踏まえて劇中シーンを徹底解説する。

本作は、航空機パニックと脱出サバイバルが融合したハイブリッド・サバイバルアクション。悪天候のなか、落雷でコントロールを失った航空機のブレイザー119便は、奇跡的にある島に不時着する。機長や乗客ら17人はからくも一命をとりとめたが、不時着した場所は凶暴な反政府ゲリラが支配する無法地帯だった。機長は、航空機で移送中だった殺人犯とまさかのタッグを組み、島から脱出しようと試みる。
映像では、危険地帯に挙げられる場所に身を投じてきた丸山が、犯罪組織に対峙したシーンをはじめ本編シーンを飄々と解説。作品のリアリティを語るとともに、実際にゲリラ組織と対峙したときに取るべき行動や、犯罪のリアルにも触れるなど、濃厚な内容となっている。

悪天候のなか、落雷でコントロールを失った航空機のブレイザー119便は、奇跡的にフィリピンのホロ島に不時着する。機長のトランス(演:ジェラルド・バトラー)や乗客ら17名はからくも一命をとりとめたが、不時着した場所は凶暴な反政府ゲリラが支配する無法地帯だった。ゲリラたちが迫りくる中、トランス機長は生き残りをかけ、乗客の1人だった移送中の犯罪者ガスパール(演:マイケル・コルター)と手を組む。
元MI6という経歴を持つスパイ小説家チャールズ・カミングが執筆した脚本をもとに、「アサルト13 要塞警察」「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男」のジャン=フランソワ・リシェ監督がメガホンをとった。
丸山は、映画のリアリティについて、「現代の犯罪ツール、そういったものは全部詰め込まれている感じでしたね」と話し、「ディテールが異様に細かいというのは印象的」と感想を語る。銃弾が車体を貫通するシーンについては「この演出なかなか無いよなと思います」と感服。一般の乗客たちがパニックに陥る場面では、「あの感じは分かります。本当に撃ち合いが始まると普通パニックになって動けなくなっちゃったり、『ひゃー!』ってなっちゃったり。まあそういう風になるよねと思って見ていました」と納得の表情を見せた。

乗客たちがゲリラ組織と対峙するシーンでは、「副機長のやっていた行動が本来正しいですね。全員を留めて、代表者同士で話し合うということ。話し合ってくれるタイプかどうかっていうのも確かめなくてはならない」と説明。さらに、実際に捕まった場合は全体の様子はなるべく見ておいた方がいいと話し、「今自分の置かれている状況はどういうところなのかって冷静に見ながら、なおかつ悪目立ちしない」と、危機に遭遇したときに取るべき行動について語った。
身代金ビジネスのリアルについても話は及び、「身代金誘拐っていうのはもう定番の犯罪なんですよ。額面が無理な金額を吹っかけて話題にして、外の世界に自分たちの存在感を発信するタイプもあれば、妥協点がちゃんと見出せるような金額を請求して、ちゃんとビジネスとして成り立たせているところもあります。割とどこの地域の犯罪組織もやっているかな」とコメント。さらに、劇中でバトラー扮する機長がライフラインの捜索になぜ犯罪者を同行させたのか、その真意も解説するとともに、本作の楽しみ方についても語っている。
「ロスト・フライト」は、11月23日よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国ロードショー。
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