アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作「コット、はじまりの夏」1月26日公開 孤独な少女の特別な夏休みを描く
2023年11月10日 16:00

第72回ベルリン国際映画祭の国際ジェネレーション部門(Kplus)でグランプリを受賞し、第95回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた「The Quiet Girl(英題)」が、「コット、はじまりの夏」の邦題で、2024年1月26日に公開されることが決定。1981年、夏のアイルランドを舞台に、9歳の孤独な少女コットに訪れた特別な夏休みを描く。
本作は、世界の映画賞で26受賞、58ノミネート(10月12日時点)を誇り、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で97%(11月9日時点)の高評価を得ている。
大家族のなかで、ひとり静かに暮らすコットは、親戚夫婦のキンセラ家で夏休みを過ごすことに。寡黙なコットを優しく迎え入れるアイリンに髪を梳かしてもらったり、口下手で不器用ながら妻・アイリンを気遣うショーンと子牛の世話をしたり。ふたりの温かな愛情をたっぷりと受け、毎日を丁寧に過ごすうち、初めは戸惑っていたコットの心境にも変化が訪れる。緑豊かな農場で、本当の家族のようにかけがえのない時間を重ねていくなかで、コットは経験したことのなかった生きる喜びを実感し、やがて自分の居場所を見つけていく。

ドキュメンタリー作品を中心に、子どもの視点や家族の絆を誠実に映し出してきたコルム・バレードが、長編劇映画初監督を務め、脚本も担当。コットがキンセラ夫婦との生活で初めて触れた深い愛情、自己を解放し成長していく姿を、静かながらも丁寧に描き切っている。「わたしは最悪。」「燃ゆる女の肖像」など、若く作家性の強い才能による作品を世に送り出してきた気鋭のスタジオ・NEONが北米配給権を獲得した。
さらに本作で鮮烈デビューを果たしたコット役のキャサリン・クリンチは、史上最年少の12歳で、22年のIFTA賞(アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞)の主演女優賞を受賞。その圧倒的な透明感と存在感で、寡黙だった少女が生きる喜びに溢れていくさまを、繊細な演技で表現している。

あわせて、ポスタービジュアルと場面写真もお披露目された。ポスターには、真っ直ぐな眼差しで走るコットを活写。自分を解放していく彼女を優しく包み込むような陽の光と、「やっと見つけた、わたしの居場所」というコピーが添えられており、希望を感じさせるビジュアルとなった。場面写真では、コットのみずみずしい表情や、キンセラ夫婦との何気ない時間などが切り取られている。
「コット、はじまりの夏」は24年1月26日から、東京のヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、渋谷パルコ8F ホワイト シネクイントほか全国公開。
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