大阪2児放置死事件を基にした映画「子宮に沈める」 児童虐待防止推進月間にあわせてリバイバル上映
2023年11月1日 07:00
児童虐待のない社会を目指す「オレンジリボン運動」推薦映画の本作は、2013年に劇場公開され、全国30カ所で上映された。公開から10年経った今も、児童虐待は後を立たず、また、人々の意識が高まり通報も増えていることもあり、2022年度中には、全国232カ所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は「21万9170件(速報値)」で過去最多となっている。本作は、3カ月で約7万人が視聴するなど、配信サービスでも関心を集め続けている。このほど「オレンジリボン運動」の企画の一環として、「児童虐待防止推進月間」である11月での上映が決定した。
帰らない夫に一方的な別れを告げられ、子ども2人とアパートでの新生活がはじまる。必死に“良き母”であろうとする主人公・由希子。毎日の長時間労働、資格試験、家事、子育て。やがて直面する学歴、職歴のないシングルマザーの経済的困窮、社会からの孤立、すぐ隣に見える誘惑。都会で暮らす若いシングルマザーが、孤独に追いつめられ、逃避に陥ることではじまる、子どもたちの悲劇。いかにして若い母親が、殺人者となったのか? 小さな命を闇に閉じ込めたのは、誰なのか? 育児放棄という見えにくい現実を、あえて“部屋”という閉ざされた空間のみを使い、衝撃的で静かな映像美で描いている。
上映後には、舞台挨拶とトークイベントを予定。「11月4日:伊澤恵美子(主演)、緒方貴臣(監督)」「11月5日:高橋まきこ(中央区議会議員)、たぞえ麻友(目黒区議会議員)、緒方貴臣(監督)」「11月6日:河西景翔(育児アドバイザー)、伊澤恵美子(主演)、緒方貴臣(監督)」「11月7日:橋本ゆき(渋谷区議会議員)、緒方貴臣(監督)」「11月8日:緒方貴臣(監督)」「11月9日:中山美里(ノンフィクション作家、siente代表)、緒方貴臣(監督)」「11月10日:水石亜飛夢(俳優)、緒方貴臣(監督)」を企画している。
なお、今回の上映決定に伴い、キャストの伊澤恵美子、辰巳蒼生、田中稔彦、緒方貴臣監督、また、「こうのとりのゆりかご」も運営する慈恵病院の蓮田健院長とオレンジリボンの吉田恒雄理事長からコメントが到着している。詳細は、以下の通り。
子どもは慈しまれて育つのが当たり前と思っている人には残酷な映画です。
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