「愛にイナズマ」は“石井裕也版終末ムービー” 佐藤浩市×池松壮亮×若葉竜也のクランクアップインタビュー映像
2023年10月31日 17:00

石井裕也監督作「愛にイナズマ」(公開中)の新たなクランクアップインタビュー映像が、このほど公開された。佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也が奇跡のコラボレーションが実現した共演シーンを語っている。
松岡茉優と窪田正孝が主演を務めた本作は、石井監督がオリジナル脚本で描くヒューマンドラマ。“アフターコロナ”の世界を舞台に、社会の理不尽さに打ちのめされた恋人たちが10年ぶりに再会した家族の力を借りて反撃を仕掛けるさまを描く。
主人公・花子(松岡)の“どうしようもない”父親・治役を演じた佐藤は、20代、30代の役者が揃った“家族”の共演シーンについて「世代のことを感じずにコラボレーションできた。お互いが、呼吸として相手の芝居を取り入れていくことのできる俳優たちだった」と手応えを得た演技合戦だったと明かす。さらに「俳優たちのレベルがとても高かったから、彼らと一緒に演じれるのは楽しかった」と、共演者へ全幅の信頼を寄せた撮影を振り返っている。

また、初共演とは思えないほどの絶妙な掛け合いをみせた池松(長男・誠一役)と若葉(次男・雄二役)は、2人そろってお互いに突っ込みあいつつ、インタビューを受けている。池松は自身の役どころについて「すごく面白い役を振ってもらえたなと思いました。石井監督作品における“お兄ちゃん”ってどうしようもなくて面白いんです」と喜びを語り、若葉も「石井さんのセリフが独特だからそれを言う楽しみがあった」と、池松同様「石井さんに見せていく作業がすごく楽しかった」と熱冷めやらぬ様子だ。

さらに、数多くの石井監督作品に出演している池松は、本作について「石井裕也版終末ムービー」と独自の解釈で表現。「ガチャガチャといろんな味のする映画になると思います」と魅力を語ると、若葉は「(監督は)伝えたいことが一貫している気がして、人間讃歌、人を撮る、人ってなんだろうということを追求している気がしている」と敬愛する石井監督への想いを語り、「心が揺さぶられる映画になっていると思いますので楽しみしていてください」と力強く話している。
(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会
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