「ドミノ」謎が連鎖する脚本の魅力を監督・キャストが証言 「次を予測できても、そのまた次、さらにその後までは読めない」
2023年10月23日 13:00

ベン・アフレックがロバート・ロドリゲス監督とタッグを組んだ「ドミノ」。10月27日からの公開を前に、謎が連鎖する脚本の魅力をアフレック、ロドリゲス監督らが語るコメントを紹介する。
行方不明になった最愛の娘を探す刑事ダニー・ローク(アフレック)、娘の行方の鍵を握り、脳をハッキングして人を自在に操る“絶対に捕まらない男”(ウィリアム・フィクトナー)。ロークは男の秘密を知る“謎の占い師”ダイアナ(アリシー・ブラガ)と出会い、絶対に捕まらない男を追って現実と見紛う“仕掛けられた世界”にはまり込んでいく。
「想像の3周先を行く驚愕のラスト」と、どんでん返しを予告している本作。デジタルリマスターされたアルフレッド・ヒッチコック監督の作品「めまい」に影響を受けて、構想に20年かけ「ドミノ」の脚本を書き上げたロドリゲス監督は「観客が次の動きを予測できたとしても、そのまた次、さらにその後までは読めないはず。それだけたくさんのひねりを与えようと思った。同時に、観客を混乱させることになってはいけない。今、何が起きているのかしっかりわからないと」と、周到に脚本を書いたと振り返る。
さらに、「そのバランスは難しかった。ネタバレを避けるために、多くの観客を呼んでのテスト上映もやりたくなかったし」と、モニター試写によって観客の驚きを損ないたくはなかったと、こだわりをのぞかせる。
また、ヒッチコック作品にはスターが定番という構造に倣い、誰もが知るスター俳優であるアフレックを主役に据えた。アフレックは、「この作品は多層構造になっていて、あるレベルの現実があるかと思うと、別のレベル、さらにまた別のレベルと、次々に明らかになる。最初は奇妙に感じるかもしれないが、後になってなぜそうだったのかを理解することができる」と、練り上げられた脚本に惚れ込み出演を快諾した。
自身が演じる刑事ロークについては「演じたのは映画に登場するような典型的な刑事だが、刑事モノのジャンルにひねりが加えられている。そこが気に入ったし、そんな演技に挑戦できるのも楽しみだった」とキャラクターも魅力的だったと明かす。
謎の占い師、ダイアナを演じるのは、ブラジル出身のアリシー・ブラガ。ロドリゲス監督がプロデュースした「プレデターズ」(10)に続き2度目のタッグとなり、ブラガは「すごく面白い脚本でこんなストーリーは他にはない。どんでん返しがあり、感情が交錯し、1つの作品にいろんなジャンルが詰まっていて、監督が大ファンだからヒッチコックのスリラーにも触発されている」と、ヒッチコックの映画術を継いたロドリゲス監督ならではの特別な作品だと語っている。
「ドミノ」は10月27日から公開。
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