「スター・ウォーズ」撮影で使用されたXウイング、310万ドルで競り落とされる
2023年10月21日 11:00
1977年の映画「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」のクライマックスの撮影で使用されたXウイングの模型が、310万ドルで競り落とされたと米ハリウッド・レポーターが報じている。
このXウイングは“レッドリーダー”のミニチュア機で、「新たなる希望」のクライマックスであるデススターでの戦いで、アップの撮影に使用された4機のひとつ。78年に特撮工房のインダストリアル・ライト&マジック(ILM)が、ロサンゼルス郊外のサンフェルナンドバレーからサンフランシスコのベイエリアに引っ越しする際に、消息が分からなくなっていた。
先日、伝説的なモデルデザイナーの故グレッグ・ジーンさんの倉庫で発見され、コレクターズアイテムを扱う世界最大の競売会社ヘリテージ・オークションに出品、310万ドルで落札された。ヘリテージにとって史上最高額であるという。
この模型の価値について、VFXの歴史家ジーン・コジツキは以下のように説明している。
「このモデルはILMを離れて以来、展示も修正もされていません。70年代や80年代に育ち、視覚効果に携わる私たちにとって、このモデルは(「オズの魔法使い」の)ルビーの赤い靴やマルタの鷹と同じくらい重要な発見なのです」
なお、落札者の情報は明らかにされていない。
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