「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」場面写真&幕間映像公開 現代の女子高生と特攻隊員の時を超えた愛を描く
2023年10月18日 08:00

福原遥と水上恒司の主演で、汐見夏衛氏によるベストセラー小説を映画化する「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の場面写真と幕間映像(https://youtu.be/6HfE8X551zw)が披露された。

原作は、汐見夏衛氏によるシリーズ累計発行部数70万部の大ヒット小説。現代の女子高生が1945年の日本にタイムスリップし、特攻隊員と出会い恋に落ちるさまを描き、10代を中心に人気を博した。映画は、多くのCMを手掛け、長編映画は「光を追いかけて」に続き2作目となる成田洋一がメガホンをとった。主題歌は、福山雅治による書下ろし曲「想望」に決定している。


主人公は、親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの女子高生・百合。ある日、母親と喧嘩をして家出をし、目が覚めるとそこは戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、彼の誠実さや優しさに惹かれていく百合。だが、彰は特攻隊員で程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった。福原が百合役、水上が彰役をそれぞれ演じる。
本作は4月から5月にかけて、戦時中の街を完全再現したオープンセットやロケで撮影され、1945年の日本をリアルに描出。場面写真には、百合(福原)と彰(水上)の出会いをはじめ、百合が女将のツル(松坂慶子)が営む陸軍の指定食堂で働くことになるシーンのほか、食堂で出会った彰と同じ隊の石丸(伊藤健太郎)、板倉(嶋崎斗亜)、寺岡(上川周作)、加藤(小野塚勇人)や、勤労学生の千代(出口夏希)らの姿が切り取られている。
時中の日本であることを忘れてしまうほど幸せそうに見える彼らだが、戦火の中、命からがら百合を救い出した彰をとらえたカットや、特攻部隊の真剣な表情で敬礼する姿からは、常に死と隣合わせの戦時下で、登場人物たちが必死に生きるさまが伝わってくる。


幕間映像にはキャストのコメントや撮影時の様子も収められ、福原は「これから自分はどう生きていこうって、考え直すきっかけになる作品でもあると思う」とコメント。そして水上も「こういう(特攻隊の)史実があったということを知ってほしいなという一心ですね」と作品に対する思いを語っている。
水上と同じく特攻隊員を演じた伊藤は「今ある平和っていうのは、昔特攻隊の人達が沢山いてくれた上で成り立ってるものなんだな」と感謝の言葉を口にし、嶋崎も「生きたいという強い意志があったり、守りたいものがあったり、改めて認識できたのでいい機会でした」と撮影を振り返った。
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」は、12月8日より全国公開。
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