ギャレス・エドワーズ監督、堀越麗禾とのバスツアーでインスピレーション!「次の作品にはぜひ出てほしい」
2023年10月17日 20:01

映画「ザ・クリエイター 創造者」ジャパンプレミアイベントが10月17日、TOHOシネマズ新宿にて行われ、ギャレス・エドワーズ監督がPRのため来日。本作で吹き替え声優を務めた堀越麗禾と共に作品の見どころを語ると、次回作へのスカウトを試みる場面も見られた。
「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のエドワーズが監督・脚本を手がけた近未来SFアクション。2075年という近未来を舞台に、人間を守るために開発されたはずのAIと人間との攻防を描く。

「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」以来、7年ぶりの来日となったエドワーズ監督。この日は渋谷や新宿を堀越と共にバスツアーで巡ったという。
エドワーズ監督は「23年前に『子連れ狼』のクリップを見て、すごく惹かれた」と日本の作品に衝撃を受けたことを明かすと「年を重ねた侍と子どもの関係性がとても魅力的で、いつかSFを舞台にこの関係性を描きたいと思っていました。それが結実したのがこの作品です」と大きなインスピレーションを受けていることを明かしていた。

この日は、物語の重要なカギを握る超進化型AIの少女・アルフィー役の吹き替えを務めた堀越もイベントに参加。艶やかな和服姿で登場すると、エドワーズ監督も笑顔で「僕も着物を着てこようと思ったのですが、着ないで良かった」とジョークを飛ばす。
堀越は「映画の中に出てくる場所をバスツアーでご一緒できて本当に楽しかった」と感謝。エドワーズ監督は「今回のバスツアーで新たに素敵な場所を見つけました。次の作品にはぜひその場所で撮影して作品に出てほしい」とラブコールを送ると、堀越は「とっても嬉しいです」と満面の笑みを浮かべていた。

実写の吹き替えは初挑戦となった堀越。「人が演じた上に自分の声が入ることが、とても不思議でした」と初々しいコメントを寄せると「大丈夫かなと思ったのですが、周囲の方々が優しく接してくださったので、楽しく演じることができました」と収録を振り返る。日本語吹き替え版のトレーラーを観たというエドワーズ監督は「この映画は日本語で聞いている方がいい作品かもしれません。(堀越の声は)とても素晴らしくて感服しました。僕に多大なるインスピレーションを与えてくれました」と絶賛していた。

また、現在継続されている全米俳優組合ストライキにより参加が叶わなかった渡辺謙の代わりに、劇中で演じているAIシミュラント・ハルンそっくりのスタチュー、通称“謙ドロイド”が登場。あまりの精巧な作りにエドワーズ監督も堀越も驚きの表情を見せていた。
「ザ・クリエイター 創造者」は、10月20日から全国公開。
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