ハリウッドのプロデューサー陣、業界団体名称から「プロデューサー」外すよう嘆願
2023年10月16日 10:00

ハリウッドで活動する映画やテレビのプロデューサーたちが、業界団体のAlliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)に対し、「プロデューサー」という名称を削除するように求めていることが明らかになった。
AMPTPといえば、映画会社、テレビ局、配信プラットフォームなど350社が所属する業界団体で、ハリウッドの労働者に対して使用者として交渉を行う立場にある。3年ごとに契約更改を行っているが、今年は労使交渉のもつれから、米脚本家組合(WGA)と米俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキに突入。後者に関してはいまだに継続中だ。
WGAやSAG-AFTRAとの契約更改交渉にディズニー、ユニバーサル、ワーナー、Netflixのトップが参加したことからも、AMPTPの実態はスタジオや配信プラットフォームであることは明らかだ。そんな団体が「プロデューサー」を名乗っていることに、2000人を超える現役プロデューサーたちは抗議する。
「プロデューサーたちは、AMPTPの一部と見なされることを望んでいない」と、キャロル・ランバルディーニ会長に「プロデューサー」という名称を削除する嘆願書を提出した。2300人を超える署名のなかには、グラント・ヘスロフ(「アルゴ」)、ジェイソン・ブラム(「ゲット・アウト」)ら有名プロデューサーの名前もある。
今回の労使交渉のもつれは、AMPTPの強硬姿勢が原因との指摘がある。そんな業界団体と一緒にされたくないというのが、現役プロデューサーたちの本音のようだ。
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